小栗ゴォ―――――ル!
小栗さんは、昨日のパーティーから帰ってすぐ、20時過ぎから11時間以上寝ていました。そして今朝、シャワーを浴びたら、「おお!だいぶ可動範囲が増えたきに!」って小栗さんはだいぶ元気を回復しました!
元気になったらまずネット、小栗さんはスカイプで家族とテレビ電話で通話して、いまゴールの模様をブログにアップしてます。その裏側、自分から見た「小栗さんのゴール」の詳細をお届けします。
実はこの写真のゴールは形式的なポディウムで、レース上の最後のチェックポイント、タイムを計測するゴールは、ここから30マイルほど手前だったそうです。
で、小栗さんはゴールからポディウムまで2時間もかかったそうで、とんでもない階段下り(段差1mほどもあるとか…)や山道を延々走らされたそうで、「どんな嫌がらせだよ(怒)」状態だったそうです。
「這々の体(ほうほうのてい)」っていうのはこういうことなんだな、って見ていて誰の目にもわかるほどヘロヘロになって小栗さんはゴールに辿り着きました。
ゴールした小栗さんに与えられるのは、手に持ってるフィニッシャーズバッジ。3cmほどの小さなバッジですが、これを手にするために、小栗さんは必死でオンタイムに間にあうように気力だけで走り続けたんです。
小栗さんが本当に「気力だけ」だったのは、マシンを見ても明らかです。いつも「オレはマシンを壊さない走りだからな!」って自慢している小栗さんなのに、BAJA1000のゴールに辿り着いたとき、左ラジエーターは痛々しくひしゃげていました…
それに最後の100マイルは「オレがいつもライテクを教えていて『これやっちゃダメ!』って注意していることばかりやってたきに。だから手はマメだらけだし、もうアクセルを開ける力もなかった…」と言ってました。
それでも、小栗さんはこのフィニッシャーバッジを手に入れるためだけに、体力はすでに尽きていても気力だけでゴールまで辿り着きました。
「パリダカより、UAEより、オーストラリアより、いままで出た海外ラリーのなかで、アイアンマンのBAJA1000が一番辛いレースだった」
と言って、小栗さんはラパスのホテル、PERLAのベッドで眠りにつきました。
どんなに小栗さんが辛かったかは、もうお分かりの通りだと思いますが、実は小栗さんのレースの話で、自分が一番「それは無理!」と思ったのは、ハードなコースでも、疲労の蓄積でもありません…
深夜一人で走っていると、いっぱい出たそうです…
バイクの横を足だけが走って行ったり
二人で話し込んでいる人がいて小栗さんが視線を向けると、こっちを見てすっーと消えたり
ヘルメットの後ろのほうでわけのわかんない言葉で話しかけてきたり
それが疲労からくる幻視・幻聴なのか、それともリアルだったのか、いまとなっては分かりませんが、
「バトン、お前には無理だきに」って小栗さんに言われました…
ええ、そんなの見てしまったら、発狂して、逃げようとしてアクセル全開にして、間違いなくぶっ飛ぶと思います (゚ロ゚; 三 ;゚ロ゚)ヒイイイィィ(゚ロ゚; 三 ;゚ロ゚)ヒイイイィィ
元気になったらまずネット、小栗さんはスカイプで家族とテレビ電話で通話して、いまゴールの模様をブログにアップしてます。その裏側、自分から見た「小栗さんのゴール」の詳細をお届けします。
実はこの写真のゴールは形式的なポディウムで、レース上の最後のチェックポイント、タイムを計測するゴールは、ここから30マイルほど手前だったそうです。
で、小栗さんはゴールからポディウムまで2時間もかかったそうで、とんでもない階段下り(段差1mほどもあるとか…)や山道を延々走らされたそうで、「どんな嫌がらせだよ(怒)」状態だったそうです。
「這々の体(ほうほうのてい)」っていうのはこういうことなんだな、って見ていて誰の目にもわかるほどヘロヘロになって小栗さんはゴールに辿り着きました。
ゴールした小栗さんに与えられるのは、手に持ってるフィニッシャーズバッジ。3cmほどの小さなバッジですが、これを手にするために、小栗さんは必死でオンタイムに間にあうように気力だけで走り続けたんです。
小栗さんが本当に「気力だけ」だったのは、マシンを見ても明らかです。いつも「オレはマシンを壊さない走りだからな!」って自慢している小栗さんなのに、BAJA1000のゴールに辿り着いたとき、左ラジエーターは痛々しくひしゃげていました…
それに最後の100マイルは「オレがいつもライテクを教えていて『これやっちゃダメ!』って注意していることばかりやってたきに。だから手はマメだらけだし、もうアクセルを開ける力もなかった…」と言ってました。
それでも、小栗さんはこのフィニッシャーバッジを手に入れるためだけに、体力はすでに尽きていても気力だけでゴールまで辿り着きました。
「パリダカより、UAEより、オーストラリアより、いままで出た海外ラリーのなかで、アイアンマンのBAJA1000が一番辛いレースだった」
と言って、小栗さんはラパスのホテル、PERLAのベッドで眠りにつきました。
どんなに小栗さんが辛かったかは、もうお分かりの通りだと思いますが、実は小栗さんのレースの話で、自分が一番「それは無理!」と思ったのは、ハードなコースでも、疲労の蓄積でもありません…
深夜一人で走っていると、いっぱい出たそうです…
バイクの横を足だけが走って行ったり
二人で話し込んでいる人がいて小栗さんが視線を向けると、こっちを見てすっーと消えたり
ヘルメットの後ろのほうでわけのわかんない言葉で話しかけてきたり
それが疲労からくる幻視・幻聴なのか、それともリアルだったのか、いまとなっては分かりませんが、
「バトン、お前には無理だきに」って小栗さんに言われました…
ええ、そんなの見てしまったら、発狂して、逃げようとしてアクセル全開にして、間違いなくぶっ飛ぶと思います (゚ロ゚; 三 ;゚ロ゚)ヒイイイィィ(゚ロ゚; 三 ;゚ロ゚)ヒイイイィィ
この記事へのコメント
なんてのはアニメだけですねw
あぁ恐ろしや。
南無阿弥陀仏が通じるかも不明ですが、文字通り仏にもすがりたい気分です。
BAJAの意外な一面を垣間見ました(-_-;)
ゴールしてぶっ倒れる人もいっぱいいそうですね…
変な物は出たら出たで孤独感が薄れていいかも?
「俺もなにかいるのを見た。動物だろうと思ってた… そういやなにか音楽みたいなのが聴こえた、誰もいなかったのに…」
なんか、いや〜な感じで裏が取れてしまいました Σ(゚д゚lll)
でも、皆さん無事に帰れたのだから、家族の方達や、応援してくれる人たちの祈りの方が大きかったんですよ。きっと。
怖っ(;><)
そういうのは自分にも体験ありますが、ホント嫌ですわ。
バトンさんとしたら、辛かったと思いますが、
私から観るとこんなすごい人脈があったから
チームが出来たんだな!と感心しました。
その場にいること、出場チームにいること自体が
私には、すごーいです。
気をつけて帰ってきてください。
バトンさんの青春?のお裾分け、ありがとうございました!!
私もなんか元気、頂きました。がんばるぞ!!
さすがの取材力で渾身のレポート、楽しみました。
同年代、同じ時代を生きてきたバトンに、BAJA1000の夢を乗せたいので、いつの日か、また挑戦してほしいです。
俺は、、、お金や時間の前に、小栗さんのレポート読む限り厳しそうwww
でもいつか、バイクでラパスまで行ってみたいな。
では、皆さんと気をつけて帰ってきてね。
「まだ終わらんよ」 「もうちょっとだけ続くのじゃ」
>keithさん
ちーっす! 落ち着いたら、土産話を持って、ZK社に遊びにいきますね ノシ
しかし、いろんな意味で怖かったのですね。
考えただけでもぞっとします!!