「食」と「出るもの」 (*^▽^*)
モンゴルツーリング2日目の朝が開けます。
モンゴルの人が乗っているバイクはたいてい中国製なんですが、ここには珍しく「YAMAHA」のバイクがありました。オフロードバイクなんて贅沢品であり、普通はダートでもなんでも、こういう実用車に二人乗りや荷物満載で走っています。
朝6時ぐらい、日の出前に自分がテントから出てきたとき、すでに小栗さんはマイ椅子を出してくつろいでいました。
今回のツアーは、みんな身内みたいなものですし、特に時間に縛られることもなく、「明日はだいたい何時頃出発する?」というような感じで緩くスケジューリングしていました。でも、せっかくの自然、素晴らしい時間ですから、目覚ましがなくても、誰に言われなくても、それぞれ起きてきて静かな夜明けを毎日満喫していました。
(※除く、ニシオさんw ニシオさんだけはいつも「朝メシだぞー」って起こされるまでテントで熟睡してました。でも、それもまた自由です (^_-)-☆)
モンゴルの犬は縄張り意識が強く、ゲルを守るので、バイクで走っているとよく並走してきて吠えられて怖かったのですが、この日、この小屋の犬はやたらひとなつこくって、顔をすりすりしてきてとても可愛かったです (#^.^#)
ツアースタッフたちは、別にモンゴルの朝日をみたいわけでなく、疲れをとるために寝ているので、いつもツアーメンバーのほうが早起きです。なので、前夜にお湯を入れてもらっておいて、自分達で朝の一杯を入れます。
コーヒーはインスタントが用意されていましたが、GOさんが携帯用ミル挽き機を持参していて、毎朝、挽き立ての美味しいコーヒーをいただくことが出来ました。また、ノビさんが、わかめスープとコーンスープも持ってきていてみんなにふるまってくれて、薫り高いコーヒーと温かいスープで、穏やかに歓談しながら朝を過ごしていました。
こうしてツーリングの朝、キャンプの朝を楽しんでいると、スタッフが起きてきて朝食を作ってくれました。
この日の朝食は、キャビア、ご飯、海苔が出てきて、朝からみんなのテンション上がりまくりです! 旅において「食」はとってもとっても大切な要素ですよね。
キャンプさせてもらった小屋の娘さんがチーズを作っていました。右奥の袋に吊るして水分を抜くだけの簡単製法のようです。試食させてもらいましたが、日本人にはちょっと慣れないかな (^^ゞ
そして、もう一方、入ったら出ていきます。モンゴルにおいてトイレも旅の重要な要素。もちろんというか、ゲル生活が基本のモンゴルに下水などあるわけもなく、トイレは自然です。
ラリーモンゴリアのとき、トイレは設置されず、ライダーもメカもスタッフも、男も女も、ビバーク周辺で用を足していました。まあ、まったいらな平原とはいっても、草の凹凸などがあるので、うまく隠れて事をなすわけです。しかし、100人以上の人が動くラリーですから、ラリーのときのビバーク周辺はトイレットペーパーの花が咲き誇っていました (;´∀`)
でも、今回のツーリングツアーは、キャンプ地や昼食休憩時、簡易トイレを作ってくれるのです! 囲いを作って穴を掘り、用が済んだら砂をかけるだけですが、これは特に女性にはありがたい配慮ですね。
…ま、慣れている小栗さんは、360度自然の中での爽快な排便を求め、簡易トイレは使わず、この日も湖の白鳥を眺めながら、朝のお勤めをなさったようです (*^^*)
そう、「慣れている小栗さん」というのは、小栗さんは自分と一緒にラリーモンゴリアに参戦のあと、スタッフとしてラリーに2回参加しているので、今回のツーリングでモンゴル4回目になるんです。
選手でもお客様でもないラリーのスタッフは、すべてを自分でやらなければなりません。小栗さんはCP(チェックポイント)のスタッフとして働いていたので、通訳兼相棒のモンゴル人と二人っきりでCPにひたすら待機し、一通り選手が通ったら、翌日のCPに向けて深夜に移動。数時間の仮眠をとって、またひたすら待機…という仕事をラリー期間中、1週間、ずっと続けていたそうです。
なので、モンゴルのことなら小栗さんにお任せ! ツーリング中、休憩時に馬や牛のうんこを見つけると、喜んで燃やしていました。この煙が虫よけになり重宝するのです。うんこといっても完全に乾いていて匂いは草の香りですよ (*´▽`*)
続く
この記事へのコメント
モンゴル犬は、いつもゲルを守っていて、「仕事してるなぁ (;´∀`)」って感じで吠えられてしまいますが、その真面目さが可愛いです ノシ
『モンゴリアン・フォアアイド・ドッグ』(Wiki)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%82%A2%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%B0
モンゴルでは、人間も動物も、一生懸命生きている感じがしてしまうので、自分が文明に毒されているというか、どっぷりハマっているからですね (^^ゞ