RSドラとホップとバレル長と流速チューン
当店ではノーマルチューンは0.2g弾、流速チューンは0.25g弾で実射テストしています。
レンジは30mあるので、それぞれの弾の重さでだいたい適性と思われる強さにホップを調整してから出荷しています。
(中華エアガンはすべて実射テストしてから販売していますが、国産は箱出し販売ですから実射テストもホップ調整もしていません)
これまで、RS ドラグノフは調整→即出荷で、ゆっくりテストしたことがなかったから気づかなかったんですけど、RSドラはノーマルチューンで0.25gなどの重量弾だとホップの効きが鈍いです。なので、RSドラは0.2gが推奨、0.25g以上の重量弾を使いたいときは、流速チューンの追加施工をご希望いただければ幸いです。

これはRSドラのホップシステムが悪いわけではありません。最強ホップにすると詰まるほどに、ホップはかかります。

では、なんで、0.2gならホップが効いて、0.25gだとホップの効きが悪いのかといえば・・・
0.25gだと初速が落ちてインナーバレル内にBB弾が滞在する時間が伸びる→バレルとの接触抵抗が大きくなってホップの回転が減衰される
という理由だと自分は推測しました。RSドラはインナーバレル長630mmと電動エアガンでも最長、さらにRSドラはタイトバレルなので余計に接触抵抗が大きく、こういう現象が起きるのだと思います。
で、このインナーバレルの接触抵抗によるホップ回転の減衰、という理論に基づいて考えると、流速チューンのことも分かってきます。
流速チューンは重量弾でもホップの効きがよくて、遠くまで飛ばせます。そして、ホップの浮き上がるポイントが通常チューンより遠くになる不思議な弾道を示します。

これ、流速チューンは短いバレル・ルーズバレルを使用するので、インナーバレル内のBB弾の滞在時間も少なく、接触抵抗も少なくて、BB弾のホップの回転の低減が少ないので流速チューンはホップシステム本来の効果を発揮しているからという理由なのではないかと思います。
不思議な弾道の正体は、単に重量弾だからホップが効き始めるのが遠くになるだけなのではないかと思います。0.12gとかの軽量弾だと逆にすごく手前でホップが効いて天井に当たるような勢いでそっくり返っていきますからw
では、なんでそんな単純なことが不思議に見えるかといえば、いわば目の錯覚なんじゃないかと。
上記のように流速チューンは接触抵抗が少ないという理由で重量弾でも十分にホップシステム(回転)の効果が得られるので、ノーマルチューン(実は重量弾では初速の低下による接触抵抗の増大でホップの効果が少なくなっている)のイメージで弾道を見ると、流速チューンは不思議な弾道に見えるのではないかと思います。実は不思議な弾道は目の錯覚というか、これまでのノーマルチューンの常識にとらわれているから不思議に見えるだけであって、流速チューンの弾道は別に不思議でもなんでもない話なのではないかと思うようになりました。
※流速チューンのもう一つの特徴、「ホップを強くすると初速が上がる」のは初速決定のメカニズムの違いだと思います。
最後に、RSドラの重量弾でホップの効きが悪いという現象は日本固有のものだと思います。それは1J規制があって初速が低いのが最大の理由・・・
これが海外初速の130m/sec~140m/secというフルスペックだったら、この現象は起きず、RSドラは0.25gでも快適に使えると思います。なぜなら、重量弾でも初速が高いから、インナーバレル内の滞在時間が短く、ホップ回転の減衰の影響が少ないから。
だから1J規制のない海外では流速チューンにする必要はなく、ひたすら初速を上げて重量弾を使えばいいだけ、流速チューンは1J規制のある日本だけの特殊チューンです。
さすがに、このフルスペック初速でのテストはできないので、自分には最後の真偽は不明ですが、世界中でSVDが重量弾のホップの効きが悪いというような現象が起きているなら、RSさんがその対策をしていると思うんですよw
自分は流体力学もなにも分からないですけど、これまで数千丁のエアソフトガンをチューニングしてきて、実際に見た現象・データ、実験をした結果から帰納的に考えると、ホップシステムとバレル長と流速チューンの関係を上記のように考えています。
レンジは30mあるので、それぞれの弾の重さでだいたい適性と思われる強さにホップを調整してから出荷しています。
(中華エアガンはすべて実射テストしてから販売していますが、国産は箱出し販売ですから実射テストもホップ調整もしていません)
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これまで、RS ドラグノフは調整→即出荷で、ゆっくりテストしたことがなかったから気づかなかったんですけど、RSドラはノーマルチューンで0.25gなどの重量弾だとホップの効きが鈍いです。なので、RSドラは0.2gが推奨、0.25g以上の重量弾を使いたいときは、流速チューンの追加施工をご希望いただければ幸いです。
これはRSドラのホップシステムが悪いわけではありません。最強ホップにすると詰まるほどに、ホップはかかります。

では、なんで、0.2gならホップが効いて、0.25gだとホップの効きが悪いのかといえば・・・
0.25gだと初速が落ちてインナーバレル内にBB弾が滞在する時間が伸びる→バレルとの接触抵抗が大きくなってホップの回転が減衰される
という理由だと自分は推測しました。RSドラはインナーバレル長630mmと電動エアガンでも最長、さらにRSドラはタイトバレルなので余計に接触抵抗が大きく、こういう現象が起きるのだと思います。
で、このインナーバレルの接触抵抗によるホップ回転の減衰、という理論に基づいて考えると、流速チューンのことも分かってきます。
流速チューンは重量弾でもホップの効きがよくて、遠くまで飛ばせます。そして、ホップの浮き上がるポイントが通常チューンより遠くになる不思議な弾道を示します。

これ、流速チューンは短いバレル・ルーズバレルを使用するので、インナーバレル内のBB弾の滞在時間も少なく、接触抵抗も少なくて、BB弾のホップの回転の低減が少ないので流速チューンはホップシステム本来の効果を発揮しているからという理由なのではないかと思います。
不思議な弾道の正体は、単に重量弾だからホップが効き始めるのが遠くになるだけなのではないかと思います。0.12gとかの軽量弾だと逆にすごく手前でホップが効いて天井に当たるような勢いでそっくり返っていきますからw
では、なんでそんな単純なことが不思議に見えるかといえば、いわば目の錯覚なんじゃないかと。
上記のように流速チューンは接触抵抗が少ないという理由で重量弾でも十分にホップシステム(回転)の効果が得られるので、ノーマルチューン(実は重量弾では初速の低下による接触抵抗の増大でホップの効果が少なくなっている)のイメージで弾道を見ると、流速チューンは不思議な弾道に見えるのではないかと思います。実は不思議な弾道は目の錯覚というか、これまでのノーマルチューンの常識にとらわれているから不思議に見えるだけであって、流速チューンの弾道は別に不思議でもなんでもない話なのではないかと思うようになりました。
物理法則に逆らうような魔法のチューンなんて
絶対に出来るわけもないしw
絶対に出来るわけもないしw
※流速チューンのもう一つの特徴、「ホップを強くすると初速が上がる」のは初速決定のメカニズムの違いだと思います。
最後に、RSドラの重量弾でホップの効きが悪いという現象は日本固有のものだと思います。それは1J規制があって初速が低いのが最大の理由・・・
これが海外初速の130m/sec~140m/secというフルスペックだったら、この現象は起きず、RSドラは0.25gでも快適に使えると思います。なぜなら、重量弾でも初速が高いから、インナーバレル内の滞在時間が短く、ホップ回転の減衰の影響が少ないから。
だから1J規制のない海外では流速チューンにする必要はなく、ひたすら初速を上げて重量弾を使えばいいだけ、流速チューンは1J規制のある日本だけの特殊チューンです。
さすがに、このフルスペック初速でのテストはできないので、自分には最後の真偽は不明ですが、世界中でSVDが重量弾のホップの効きが悪いというような現象が起きているなら、RSさんがその対策をしていると思うんですよw
自分は流体力学もなにも分からないですけど、これまで数千丁のエアソフトガンをチューニングしてきて、実際に見た現象・データ、実験をした結果から帰納的に考えると、ホップシステムとバレル長と流速チューンの関係を上記のように考えています。
※流速チューンの理論・実験結果は、こちらに(その1~その4)まとめてあります
この記事へのコメント
理論上は初速を上げれば重量弾でのホップの効きはよくなるはずですが、初速は計測条件によって変化するので、ギリギリを狙うのは推奨できません…
流速チューンでアウターバレルやハイダーにBB弾が当たることはよくありますよ。当店ではその都度、その個体によって、そういう不具合を修正して製作しています (`_´)ゞ
まあ、90から95に上げたところで微々たる差なので、特性には影響しない程度だとは思います。
流速チューンは元が長くても短くても中身は一緒にするので、サブマシンガンでもスナイパーライフルでも一緒です。ただ、アウターバレルが短いと、うるさくなります f^_^;)
適正ホップ関係無しに、流速チューンで出せる最大初速を規制値内(余裕を持って95m/s)に設定した場合適正ホップにするとどれくらいの初速になるでしょうか?
実際流速チューンは最低初速と最大初速の差が40m/s近くも開いたケースもありますので、多分適正ホップだとかなり初速が落ちてしまうと思うのですがどうなんでしょうか?
逆に考えると適正ホップを95m/sに設定された流速チューンだと、その銃が出せる最大初速は規制値オーバーしてしまいそうな気がしてしょうがないもんで^^;
RSドラグノフのバッテリーをリポバッテリーにしようかなと思うのですがミニ互換のリポバッテリーは使えますか?
はい、流速チューンはホップを掛けることで初速が上がるので、必ず最高初速の値でパワーをあわせなければなりません。
フィールドでのパワーチェックは通常ノンホップで行いますが(ノーマルチューンならノンホップが最大初速だから)、流速チューンはノンホップや適性ホップの数値に合わせて製作してはダメなんです。その銃が出せるパワーの最大値が初速規制値を超えないように製作しなければなりません。
上記リンクの「流速チューンの理論・実験結果は、こちらに(その1~その4)」についてに書いてあるのですが、0.2gと0.25gではパワーの出方が変わるので、当店では流速チューンでは0.2gでパワーを合わせるのではなくて、0.25gで合わせています。
(重量弾のほうがパワーが高く出るので、0.25gで合わせておけば、0.2gで規制値を超えることはありません)
0.25gでの初速規制値は88m/secで、当店の流速チューンは最大初速で80m/sec前後、適正ホップで75~80m/sec前後に合わせています。
ご検討のほどよろしくお願いいたします。
>ひやしそうめんさん
いいえ、ミニ互換タイプはフォアグリップには入りません。
RSドラに対応するのはスティックタイプ、当店推奨は、関連商品に出ている、7.4v1400[Y]と7.4v1400[R]になります。
ご検討のほどよろしくお願いいたします。
Pos
勉強になりました(^^ゞ
周りに流速チューンを持っている方が居なくて実際どうなのか分かたず、疑惑のチューンとなりつつあったもんで^^;
私が上記に書いたケースはハイパワー時代に流速チューンをしていた方から聞いた内容で、「適正ホップ時でレギュレーションにあわせていたら大変な事になるんじゃないか?」と話題になってたんですw