調整内容レポート その7(ICS M1ガーランド 流速SP:前編)
今回のGnnsmithバトン基本調整内容レポートは、ICS M1ガーランド 流速SPについての内容をお届けいたします。

すべてにおいてクオリティの高いICS製の電動ガン中、唯一の木製ストックモデルであるM1ガーランドに、弊社自慢の流速チューンを施したコンプリートカスタムが、どのように作られているのか、その様子をご覧くださいませ。

いきなりストックを取り外した状態になっていますが、ネジをゆるめてフロントサイトを外し、トリガーハウジンググループを抜き取るだけで、スルスルとストックが分解出来るので、その行程は省略させていただきました。
画像上から、オペレーティングロッドのリターンスプリング、オペレーティングロッド、インナーバレル&チャンバー、レシーバー&メカボックスになります。610mmという長さのインナーバレルがひときわ目を引きますが、このあたりのパーツの構成は実銃を非常に良く再現していますね。

こちらはレシーバーの外装を取り外したメカボックスです。私デイヴはてっきり、マルイVer.7のコピーメカボが入っていると思っていたのですが、ご覧の通りかなり形状の異なる独自設計のものが搭載されていました。

マルイ製のM14はレシーバーに対してメカボックスが斜めに組み付けられる形となっていますが、ICSはメカボックスの後端上部を画像のように大胆にカットすることで、銃身に対して水平に搭載することを可能としています。

そのメカボックスを開いた状態がこちらですが、もはや調整がいらないのではないかというほどの美しい仕上がり(もちろん調整しますが)です。

使われているグリスも半透明の良質なもので、適切な量が塗布されていましたが、いつも通りメカボックス内部の油分は洗浄します。



画像は洗浄を終えたベベル、スパー、セクターの各ギヤです。焼結で作られたギヤは非常に美しい仕上がりで、このままの使用に何の問題もありません。Ver.7のギヤのコピーではなく、Ver.2、Ver.3互換で設計されているのもうれしいところですね。


主要パーツの洗浄を終えたところで、ギヤグリスを塗布し、メカボックスに組み付けます。

ICSガーランドのメカボックスは、閉じた状態でも画像のようにギヤ部分が丸見え状態になるため、チューナーとしてはシム調整が非常にやりやすくて助かるとのことでした。


シリンダーはメッキ仕上げの真鍮製を採用。ピストンヘッドは前回調整内容をご紹介したA&K ドラグノフSVD(電動ガン)同様、エアーノズルが中心から下にオフセットされています。

そのエアーノズルの内径を絞るため、BATON airsoft 流速ノズルインナーパイプを挿入するのですが、エアーノズルの内径に合わせるために、ティッシュペーパーを切り出したものを巻き付け、瞬間接着剤で固定します。

上記の作業を終えた状態がこちらです。瞬間接着剤の完全硬化後、微妙なゆがみをヤスリで削って調整し・・・

小ぶりのハンマーでエアーノズル内に圧入します。流速ノズルインナーパイプは樹脂製で非常に繊細な製品なので、力加減には最新の注意を払って作業しております。


画像のように、エアーノズルの先端から若干奥まった位置までノズルインナーパイプを差し込み、両者の隙間にサラサラの低粘度瞬間接着剤をごく少量流し込んで固定しています。この作業で組み付けたノズルインナーパイプがピストンの衝撃等で抜け落ちることは、まず考えられないでしょう。


ピストンヘッドとシリンダーのクリアランスに不安があったので、ピストンヘッドにシールテープを巻き付け、シリンダーに圧入した後、余分なシールテープを切除しました。
といったところで、前編はこれにて終了です。今回は流速カスタムということで画像も多いので、前、中、後編の3回に分けさせていただきますので、最後までお付き合いのほどをお願いいたします。

すべてにおいてクオリティの高いICS製の電動ガン中、唯一の木製ストックモデルであるM1ガーランドに、弊社自慢の流速チューンを施したコンプリートカスタムが、どのように作られているのか、その様子をご覧くださいませ。

いきなりストックを取り外した状態になっていますが、ネジをゆるめてフロントサイトを外し、トリガーハウジンググループを抜き取るだけで、スルスルとストックが分解出来るので、その行程は省略させていただきました。
画像上から、オペレーティングロッドのリターンスプリング、オペレーティングロッド、インナーバレル&チャンバー、レシーバー&メカボックスになります。610mmという長さのインナーバレルがひときわ目を引きますが、このあたりのパーツの構成は実銃を非常に良く再現していますね。

こちらはレシーバーの外装を取り外したメカボックスです。私デイヴはてっきり、マルイVer.7のコピーメカボが入っていると思っていたのですが、ご覧の通りかなり形状の異なる独自設計のものが搭載されていました。

マルイ製のM14はレシーバーに対してメカボックスが斜めに組み付けられる形となっていますが、ICSはメカボックスの後端上部を画像のように大胆にカットすることで、銃身に対して水平に搭載することを可能としています。

そのメカボックスを開いた状態がこちらですが、もはや調整がいらないのではないかというほどの美しい仕上がり(もちろん調整しますが)です。

使われているグリスも半透明の良質なもので、適切な量が塗布されていましたが、いつも通りメカボックス内部の油分は洗浄します。



画像は洗浄を終えたベベル、スパー、セクターの各ギヤです。焼結で作られたギヤは非常に美しい仕上がりで、このままの使用に何の問題もありません。Ver.7のギヤのコピーではなく、Ver.2、Ver.3互換で設計されているのもうれしいところですね。


主要パーツの洗浄を終えたところで、ギヤグリスを塗布し、メカボックスに組み付けます。

ICSガーランドのメカボックスは、閉じた状態でも画像のようにギヤ部分が丸見え状態になるため、チューナーとしてはシム調整が非常にやりやすくて助かるとのことでした。


シリンダーはメッキ仕上げの真鍮製を採用。ピストンヘッドは前回調整内容をご紹介したA&K ドラグノフSVD(電動ガン)同様、エアーノズルが中心から下にオフセットされています。

そのエアーノズルの内径を絞るため、BATON airsoft 流速ノズルインナーパイプを挿入するのですが、エアーノズルの内径に合わせるために、ティッシュペーパーを切り出したものを巻き付け、瞬間接着剤で固定します。

上記の作業を終えた状態がこちらです。瞬間接着剤の完全硬化後、微妙なゆがみをヤスリで削って調整し・・・

小ぶりのハンマーでエアーノズル内に圧入します。流速ノズルインナーパイプは樹脂製で非常に繊細な製品なので、力加減には最新の注意を払って作業しております。


画像のように、エアーノズルの先端から若干奥まった位置までノズルインナーパイプを差し込み、両者の隙間にサラサラの低粘度瞬間接着剤をごく少量流し込んで固定しています。この作業で組み付けたノズルインナーパイプがピストンの衝撃等で抜け落ちることは、まず考えられないでしょう。


ピストンヘッドとシリンダーのクリアランスに不安があったので、ピストンヘッドにシールテープを巻き付け、シリンダーに圧入した後、余分なシールテープを切除しました。
といったところで、前編はこれにて終了です。今回は流速カスタムということで画像も多いので、前、中、後編の3回に分けさせていただきますので、最後までお付き合いのほどをお願いいたします。