CHEYTAC M200 CO2 ライブカート ( 8mm BB )電撃入荷!
BATON's blog 読者の皆様おはようございます。バトン店長のデイヴ金子でございます。
タイトルまたはサムネをご覧になって、ビックリした方もいらっしゃるでしょう。
このほど、[ SVOBODA ] CHEYTAC M200 CO2 ライブカート ( 8mm BB )が少量入荷いたしました。

発注から今回の入荷まで、実に2年もの月日がかかりましたので、おそらく今回が最初で最後の入荷になるでしょう。
CHEYTAC M200 と言えば、「ザ・シューター/極大射程」映画版 劇中、伝説の狙撃手ボブ・リー・スワガーが使用したことで、一躍有名になったライフルですね。

私デイヴ金子は、極大射程の原作小説が大好きで何度も読み返しておりますが、こちらにCHEYTAC M200は登場いたしません。
しかしながら、映画版に勝るとも劣らない、最高に面白い小説なので、未見の方には是非ともご一読いただきたいですね~。
実銃のCHEYTAC M200は、Cheyenne Tactical社が開発、製造した長距離狙撃銃で、正式名称はM200 Intervention と呼ぶそうです。
使用する弾丸は、メーカーが独自開発した専用弾の408 Chey Tac弾で、2,000m超の狙撃が可能であると謳われている凄い弾丸です。
実際、かのSASスナイパーが2,400mからの狙撃に成功したという公式記録があるそうですからね。
ちなみに、「CHEYTAC」の正しい発音が「チェイタック」なのか「シャイタック」なのかについて、海外の動画を見ても両方の発音が聴きとれるため混乱するばかりなのですが、メーカー名である「Cheyenne Tactical」の Cheyenne の発音記号が ʃɑɪˈæn なので、日本語読みとしては「シャイアン」。
「シャイアンタクティカル」を略して「シャイタック」で間違いは無いと思います。
と、いつになく前置きが長くなってしまいましたが、肝心の製品を細かくご紹介して参りましょう。
まずはその全景をご覧くださいませ。

いかがでしょうかこの威容! ボルトアクションエアーガンとしては文句なく最大級の製品です。
その全長は5段階調整ストックの最短時でも1,189mm、最長時で1,366mmというビッグサイズで、その重量も本体のみで8,950gという規格外の重さを誇ります。
よほど特殊な状況でない限り、スナイパーライフルを立射することはまずありませんが、もはや人間が立って構えられる大きさと重さではありません。
実銃の方も、単体での重量が約14kgといいますから、自重約13kgのバレットM82A1よりも重いわけで、2,000m級の狙撃を可能にするためには、これだけの発射台が必要になるのでしょうね~。
それでは、いつも通り銃口側から細かく見て参りましょう。

極太アウターバレルの先端に装着されたPGRS-1 マズルブレーキは贅沢なスチール削り出しで、実物の形状をリアルに再現しています。
取付方法は逆ネジですが、アウターバレルに合わせてネジ部分も太いので、汎用性はありません。

フルートが入ったアウターバレルは外径が31mmというド迫力サイズで、それを包むバレルジャケットも外径54mmという立派なモノです。
バイポッド基部はダイキャストパーツのようですが、9kgを超える全備重量を吊り下げるに充分な剛性が確保されています。

一見細身のバイポッドですが、頑強に造られたスチール製で、強度的な不安は微塵も感じられません。
上の画像は最短の状態を写したものでして・・・

こちらがバイポッドを最長にした状態で、10段階の長さ調整が可能となっています。
超長距離射撃を行うためには、かなりの仰角をとる必要がありそうですから、これだけ伸ばせる作りになっているのでしょうね。

バレル基部の下には、樹脂製のキャリングハンドルがガッチリと固定されています。
形状から見て、本体を逆さまにして持つのかな~と思って調べましたところ・・・

CHEYTAC USA のサイトに上の画像がありましたので、やはり逆さにして運用するのが正解のようですね。

バレル基部付近のレシーバー側に見える円柱状の突起は、バレルユニットの回転止めラッチを開放するためのレバーで、レシーバー左右両側に突き出しています。
このレバーを後方(ストック側)に引くことで、バレルの取り外しが可能となるわけですね。

こちらはレシーバー左側面、後方からの画像です。
必要最低限の機能が凝縮された、なんとも美しい眺めではありませんか。

深く刻まれたマーキングは、正規ライセンス品ならではのリアル刻印です。
SER. # から始まる5桁の番号は、製品ごとに異なる固有のシリアルナンバーになっています。

E.D.M. ARMS と刻印が入ったレバーは、レシーバーからボルトを引き抜くための開放レバー。
その下に見える、PUSH と浮彫された突起は、ストックのリリースボタンです。

レシーバー右側面を真横から。
こうして見ると、レシーバー本体に対するマガジンの巨大さに驚かされますが、大型のレシーバーとマガジンに対し、グリップが通常のARサイズであることで、このライフルの異様なサイズ感がおわかりいただけると思います。

レシーバー上面は、25スロットのレールマウントになっています。
2,000m超の長距離射撃を可能にするためには、それなりに長い高倍率スコープが必要になりますから、これもまた必然のサイズなわけですね。
それにしてもエジェクションポートの前後に長い事といったら!

ストレートタイプのボルトハンドルは、その基部も含めてスチール製で、どんなにラフな扱いをしても折れたり曲がったりという心配はありません。
もっともエアーコッキング式では無いので、ボルトは軽々と引くことが出来ます。
ボルトハンドルの前方に見えるレバーはマニュアルセーフティで、後退位置でトリガーがロックされ、前に倒すと撃発可能となります。

コッキングの際は、画像の位置までボルトが後退します。
マガジンの前後幅分引かなければならいないので、必然的にこうなりますよね。
このため、ストックを画像の位置まで伸ばしていないと、コッキングすることが出来ない作りになっています。

ボルトを引いた際にエジェクションポートから覗く、マガジンリップに咥えられた金色のカートリッジ。
そしてボルトフェイスに見える、実銃同様の構造を持ったエキストラクターとエジェクター。
ライブカート式ならではのこの眺めが、マニア心をくすぐるんですよね~。
※尚、カートリッジはアルミ製で、美しいアルマイト処理が施されていますが、マガジンに装填し、チャンバーに送り込んだ時点で派手な傷がついてしまいます。
同様に、レシーバー内面とボルト表面にも長い擦り傷が必ず入ります。
ご注文いただいた際には、試射を含めた動作チェックをもれなく行いますので、銃とカートリッジに上記の傷が入ることは、予めご了承のほどをお願いいたします。

先にも触れましたが、グリップは一般的なAR15サイズの物が採用されています。
トリガーガードとトリガーも含め、この画像だけ見ると巨大なライフルとは思えませんよね。
ちなみに、正規ライセンス取得によるリアルサイズとのことなので、もしやと思って確認したところ、VIPER TECH製AR15系CO2GBBのグリップがポン付け出来ました。
つまり、実物サイズのグリップが装着可能ということですね~。
ただし、VIPER TECH製品と同じく固定用のボルトがミリ規格では無いので、交換にはインチ規格の長い六角レンチが必要になります。

銃本体をひっくり返して撮っていますが、肉厚のスチール製マガジンリリースレバーはAKやFALに代表されるタイプで、大きくて重いマガジンを確実にロックする作りになっています。

5ポジションの調整が可能なワイヤータイプのストックは、ご覧のようにモノポッド(エレベーションフット)を備えています。
これはプローンやレストしての射撃時に、バットストックを支えて安定させるためのもので、ヘビー級ライフルのM200に無くてはならない装備です。

このモノポッドは画像のように跳ね上げることでストック内部に収納することが出来ます。

こちらは収納時の様子ですね。
展開する際は、軸部分のノブを回して緩め、モノポッドを上に持ち上げてロックを解き、前方に振り出す仕組みです。

バットプレート部分は分厚い硬質ゴムで作られており、適度な弾力と充分な滑り止め効果を発揮してくれます。
撮影のために外したこのストック、試しに重さを測ってみたら、1,650gもありました(汗)

そしてこちらは、専用カート5発を装填したCHEYTAC M200 CO2 専用マガジンです。
ライブカート式であるが故に、マガジンの構造は実物そのもので、カートリッジを1発ずつ装填するというロマン溢れる体験が楽しめます。
装弾数は7発なのですが、5発を装填した時点でかなりスプリングが固くなり、残り2発がなかなか上手く入らない・・・といった、これも実銃通りの体験をさせてくれるんですよね~。
ちなみに、この状態での重さは885gという、ちょっとしたハンドガン並みの重量となっております。

参考までに、VIPER TECH製のM4 CO2GBB用CO2マガジンと並べてみましたが、もはや笑うしかない、馬鹿馬鹿しいほどのサイズ差でした(汗)

そしてこちらは、408CHEYTAC弾を模して作られたM200専用カートです。
おそらくはアルミ製で、表面には金色の美しいアルマイト加工が施されています。
1発あたりの重さはおよそ32g、全長は77mmで、リム部分の直径は16mmと、実弾のケースのサイズにかなり寄せて作られていますね。

ご覧のように、底部には実弾と同じく 408CHEYTAC JAMISON との刻印が入っています。
「JAMISON」というのは、この弾薬を製造している Jamison International の社名のようです。
ちなみに、マガジンの本体への挿入方法がちょっと特殊なので、以下に順を追ってご説明してみますね。

まずはマガジンリリースレバーの基部に沿わせる形で、マガジンをまっすぐ上に挿し込みます。

マガジンリップが見えなくなったあたりで、マガジンを画像のように後ろに傾け、黄色い円内にあるマガジンハウジング内側前面の窪みに、マガジン前面の突起を合わせます。

しかる後、マガジン底部を後方に振る形で傾ければ、黄色い円で囲った位置でリリースレバーがかかって、マガジン装着完了となります。
写真でかえってややこしくなった気がしますが(汗)、平たく言えばAK系ライフルと同じ要領ですね。

ボルトハンドルを起こしてガシッと引くと、金色の空ケースが勢い良く弾き出されるこの感動!!
ライブカート式のボルトアクションライフルは、鉄砲のオモチャで遊ぶことの楽しさを改めて教えてくれます。

最後にCO2 12gカートリッジの装填方法をご説明いたしましょう。
まずは、先にも触れた開放レバーを引き起こしつつ、ボルトハンドルを起こして、ボルト一式をレシーバーから抜き取ります。

次に、ボルト前方の裏表両面に見える2.5mmのイモネジを2本とも外します。

すると、ボルトヘッドと繋がったガスタンクアッセンブリーが、ボルトからずるりと抜き出せます。
このアッセンブリーが言わば、M200の心臓部ですね。

次に、ガスタンクアッセンブリー後方(ボルトハンドル側)のフタを外して・・・

CO2 12gカートリッジを先端側(細くなっている方)からガスタンクに挿入し、先に外したフタを一気に閉め込みます。
このあたりの要領は、CO2GBBハンドガンをお持ちの方ならおわかりですよね。

CO2 12gカートリッジを装填したガスタンクアッセンブリーをボルトに戻し、イモネジでしっかり固定すれば、パワーソースの準備は完了です。
尚この際、ボルトヘッドとボルトハンドルの向きに注意してください。
エキストラクター(カートのリムを加える金属の爪)がボルトハンドル側に来るように組み付けないと、カートがエジェクトされませんからね。
こうして見るボルトアッシーは表面の旋条フルート含め、非常にリアルな外観を持っていますが、上述の通りガスタンクを内蔵した「ただの筒」なので、トイガンとしての安全性はバッチリですね。

さて、気になる実射性能についてですが、CO2 12gカートリッジ1本で発射可能な弾数は70発前後。
0.4g8mmBB弾使用時の初速は、70m/s~80m/s程度で、上画像の位置にあるホップ調整ネジを締め込んで行ったところ、8mmBB弾を30m先のターゲットまで飛ばせることが確認出来ました。
ただ、この実射テストはあの大雪が降った3月29日に、極寒の弊社倉庫で行ったため、あまり参考にならないと思われます。
もっとも、気温10℃以下の状況でこれだけ撃てるのですから、もっと温かくなればまた違う結果が出るでしょうね。

ご紹介が遅れましたが、今回 CHEYTAC M200 CO2 専用サプレッサーも同時入荷しております。
これまたサプレッサーとしては規格外のサイズで、その全長は305mm、直径50mm、重さはなんと1.3kg! もはやサプレッサーというより鈍器といった風情でございますよ(汗)

M200アウターバレルへの装着は、上述したような逆ネジによる固定になりますが、ネジ部分が太く、肉厚もあるため、この重さのサプレッサーを取り付けているというのに、ガタつきや歪み等は一切生じません。
しかし、サプレッサー装着時の全長は1,600mmに達するわけで、それって大人の身長に匹敵するサイズですよね?
まったく、凄いエアガンがあったものだと関心するばかりでございますね~。
以上、この度電撃入荷しました、[ SVOBODA ] CHEYTAC M200 CO2 ライブカート ( 8mm BB )のレポートでした。
何しろ 198,000円(税込)という高額商品ですから、その魅力を出来る限り詳しくお伝えしようと思ったら、想定した以上に長いレポートになってしまいました(汗)
冒頭でも述べました通り、おそらく弊社では二度と入荷しないと思われる製品です。
ずっと探していたという貴方も、ひと目惚れしてしまったという貴方も、くれぐれもこの機会を見逃さぬようにお願いいたします!










タイトルまたはサムネをご覧になって、ビックリした方もいらっしゃるでしょう。
このほど、[ SVOBODA ] CHEYTAC M200 CO2 ライブカート ( 8mm BB )が少量入荷いたしました。

発注から今回の入荷まで、実に2年もの月日がかかりましたので、おそらく今回が最初で最後の入荷になるでしょう。
CHEYTAC M200 と言えば、「ザ・シューター/極大射程」映画版 劇中、伝説の狙撃手ボブ・リー・スワガーが使用したことで、一躍有名になったライフルですね。

私デイヴ金子は、極大射程の原作小説が大好きで何度も読み返しておりますが、こちらにCHEYTAC M200は登場いたしません。
しかしながら、映画版に勝るとも劣らない、最高に面白い小説なので、未見の方には是非ともご一読いただきたいですね~。
実銃のCHEYTAC M200は、Cheyenne Tactical社が開発、製造した長距離狙撃銃で、正式名称はM200 Intervention と呼ぶそうです。
使用する弾丸は、メーカーが独自開発した専用弾の408 Chey Tac弾で、2,000m超の狙撃が可能であると謳われている凄い弾丸です。
実際、かのSASスナイパーが2,400mからの狙撃に成功したという公式記録があるそうですからね。
ちなみに、「CHEYTAC」の正しい発音が「チェイタック」なのか「シャイタック」なのかについて、海外の動画を見ても両方の発音が聴きとれるため混乱するばかりなのですが、メーカー名である「Cheyenne Tactical」の Cheyenne の発音記号が ʃɑɪˈæn なので、日本語読みとしては「シャイアン」。
「シャイアンタクティカル」を略して「シャイタック」で間違いは無いと思います。
と、いつになく前置きが長くなってしまいましたが、肝心の製品を細かくご紹介して参りましょう。
まずはその全景をご覧くださいませ。

いかがでしょうかこの威容! ボルトアクションエアーガンとしては文句なく最大級の製品です。
その全長は5段階調整ストックの最短時でも1,189mm、最長時で1,366mmというビッグサイズで、その重量も本体のみで8,950gという規格外の重さを誇ります。
よほど特殊な状況でない限り、スナイパーライフルを立射することはまずありませんが、もはや人間が立って構えられる大きさと重さではありません。
実銃の方も、単体での重量が約14kgといいますから、自重約13kgのバレットM82A1よりも重いわけで、2,000m級の狙撃を可能にするためには、これだけの発射台が必要になるのでしょうね~。
それでは、いつも通り銃口側から細かく見て参りましょう。

極太アウターバレルの先端に装着されたPGRS-1 マズルブレーキは贅沢なスチール削り出しで、実物の形状をリアルに再現しています。
取付方法は逆ネジですが、アウターバレルに合わせてネジ部分も太いので、汎用性はありません。

フルートが入ったアウターバレルは外径が31mmというド迫力サイズで、それを包むバレルジャケットも外径54mmという立派なモノです。
バイポッド基部はダイキャストパーツのようですが、9kgを超える全備重量を吊り下げるに充分な剛性が確保されています。

一見細身のバイポッドですが、頑強に造られたスチール製で、強度的な不安は微塵も感じられません。
上の画像は最短の状態を写したものでして・・・

こちらがバイポッドを最長にした状態で、10段階の長さ調整が可能となっています。
超長距離射撃を行うためには、かなりの仰角をとる必要がありそうですから、これだけ伸ばせる作りになっているのでしょうね。

バレル基部の下には、樹脂製のキャリングハンドルがガッチリと固定されています。
形状から見て、本体を逆さまにして持つのかな~と思って調べましたところ・・・

CHEYTAC USA のサイトに上の画像がありましたので、やはり逆さにして運用するのが正解のようですね。

バレル基部付近のレシーバー側に見える円柱状の突起は、バレルユニットの回転止めラッチを開放するためのレバーで、レシーバー左右両側に突き出しています。
このレバーを後方(ストック側)に引くことで、バレルの取り外しが可能となるわけですね。

こちらはレシーバー左側面、後方からの画像です。
必要最低限の機能が凝縮された、なんとも美しい眺めではありませんか。

深く刻まれたマーキングは、正規ライセンス品ならではのリアル刻印です。
SER. # から始まる5桁の番号は、製品ごとに異なる固有のシリアルナンバーになっています。

E.D.M. ARMS と刻印が入ったレバーは、レシーバーからボルトを引き抜くための開放レバー。
その下に見える、PUSH と浮彫された突起は、ストックのリリースボタンです。

レシーバー右側面を真横から。
こうして見ると、レシーバー本体に対するマガジンの巨大さに驚かされますが、大型のレシーバーとマガジンに対し、グリップが通常のARサイズであることで、このライフルの異様なサイズ感がおわかりいただけると思います。

レシーバー上面は、25スロットのレールマウントになっています。
2,000m超の長距離射撃を可能にするためには、それなりに長い高倍率スコープが必要になりますから、これもまた必然のサイズなわけですね。
それにしてもエジェクションポートの前後に長い事といったら!

ストレートタイプのボルトハンドルは、その基部も含めてスチール製で、どんなにラフな扱いをしても折れたり曲がったりという心配はありません。
もっともエアーコッキング式では無いので、ボルトは軽々と引くことが出来ます。
ボルトハンドルの前方に見えるレバーはマニュアルセーフティで、後退位置でトリガーがロックされ、前に倒すと撃発可能となります。

コッキングの際は、画像の位置までボルトが後退します。
マガジンの前後幅分引かなければならいないので、必然的にこうなりますよね。
このため、ストックを画像の位置まで伸ばしていないと、コッキングすることが出来ない作りになっています。

ボルトを引いた際にエジェクションポートから覗く、マガジンリップに咥えられた金色のカートリッジ。
そしてボルトフェイスに見える、実銃同様の構造を持ったエキストラクターとエジェクター。
ライブカート式ならではのこの眺めが、マニア心をくすぐるんですよね~。
※尚、カートリッジはアルミ製で、美しいアルマイト処理が施されていますが、マガジンに装填し、チャンバーに送り込んだ時点で派手な傷がついてしまいます。
同様に、レシーバー内面とボルト表面にも長い擦り傷が必ず入ります。
ご注文いただいた際には、試射を含めた動作チェックをもれなく行いますので、銃とカートリッジに上記の傷が入ることは、予めご了承のほどをお願いいたします。

先にも触れましたが、グリップは一般的なAR15サイズの物が採用されています。
トリガーガードとトリガーも含め、この画像だけ見ると巨大なライフルとは思えませんよね。
ちなみに、正規ライセンス取得によるリアルサイズとのことなので、もしやと思って確認したところ、VIPER TECH製AR15系CO2GBBのグリップがポン付け出来ました。
つまり、実物サイズのグリップが装着可能ということですね~。
ただし、VIPER TECH製品と同じく固定用のボルトがミリ規格では無いので、交換にはインチ規格の長い六角レンチが必要になります。

銃本体をひっくり返して撮っていますが、肉厚のスチール製マガジンリリースレバーはAKやFALに代表されるタイプで、大きくて重いマガジンを確実にロックする作りになっています。

5ポジションの調整が可能なワイヤータイプのストックは、ご覧のようにモノポッド(エレベーションフット)を備えています。
これはプローンやレストしての射撃時に、バットストックを支えて安定させるためのもので、ヘビー級ライフルのM200に無くてはならない装備です。

このモノポッドは画像のように跳ね上げることでストック内部に収納することが出来ます。

こちらは収納時の様子ですね。
展開する際は、軸部分のノブを回して緩め、モノポッドを上に持ち上げてロックを解き、前方に振り出す仕組みです。

バットプレート部分は分厚い硬質ゴムで作られており、適度な弾力と充分な滑り止め効果を発揮してくれます。
撮影のために外したこのストック、試しに重さを測ってみたら、1,650gもありました(汗)

そしてこちらは、専用カート5発を装填したCHEYTAC M200 CO2 専用マガジンです。
ライブカート式であるが故に、マガジンの構造は実物そのもので、カートリッジを1発ずつ装填するというロマン溢れる体験が楽しめます。
装弾数は7発なのですが、5発を装填した時点でかなりスプリングが固くなり、残り2発がなかなか上手く入らない・・・といった、これも実銃通りの体験をさせてくれるんですよね~。
ちなみに、この状態での重さは885gという、ちょっとしたハンドガン並みの重量となっております。

参考までに、VIPER TECH製のM4 CO2GBB用CO2マガジンと並べてみましたが、もはや笑うしかない、馬鹿馬鹿しいほどのサイズ差でした(汗)

そしてこちらは、408CHEYTAC弾を模して作られたM200専用カートです。
おそらくはアルミ製で、表面には金色の美しいアルマイト加工が施されています。
1発あたりの重さはおよそ32g、全長は77mmで、リム部分の直径は16mmと、実弾のケースのサイズにかなり寄せて作られていますね。

ご覧のように、底部には実弾と同じく 408CHEYTAC JAMISON との刻印が入っています。
「JAMISON」というのは、この弾薬を製造している Jamison International の社名のようです。
ちなみに、マガジンの本体への挿入方法がちょっと特殊なので、以下に順を追ってご説明してみますね。

まずはマガジンリリースレバーの基部に沿わせる形で、マガジンをまっすぐ上に挿し込みます。

マガジンリップが見えなくなったあたりで、マガジンを画像のように後ろに傾け、黄色い円内にあるマガジンハウジング内側前面の窪みに、マガジン前面の突起を合わせます。

しかる後、マガジン底部を後方に振る形で傾ければ、黄色い円で囲った位置でリリースレバーがかかって、マガジン装着完了となります。
写真でかえってややこしくなった気がしますが(汗)、平たく言えばAK系ライフルと同じ要領ですね。

ボルトハンドルを起こしてガシッと引くと、金色の空ケースが勢い良く弾き出されるこの感動!!
ライブカート式のボルトアクションライフルは、鉄砲のオモチャで遊ぶことの楽しさを改めて教えてくれます。

最後にCO2 12gカートリッジの装填方法をご説明いたしましょう。
まずは、先にも触れた開放レバーを引き起こしつつ、ボルトハンドルを起こして、ボルト一式をレシーバーから抜き取ります。

次に、ボルト前方の裏表両面に見える2.5mmのイモネジを2本とも外します。

すると、ボルトヘッドと繋がったガスタンクアッセンブリーが、ボルトからずるりと抜き出せます。
このアッセンブリーが言わば、M200の心臓部ですね。

次に、ガスタンクアッセンブリー後方(ボルトハンドル側)のフタを外して・・・

CO2 12gカートリッジを先端側(細くなっている方)からガスタンクに挿入し、先に外したフタを一気に閉め込みます。
このあたりの要領は、CO2GBBハンドガンをお持ちの方ならおわかりですよね。

CO2 12gカートリッジを装填したガスタンクアッセンブリーをボルトに戻し、イモネジでしっかり固定すれば、パワーソースの準備は完了です。
尚この際、ボルトヘッドとボルトハンドルの向きに注意してください。
エキストラクター(カートのリムを加える金属の爪)がボルトハンドル側に来るように組み付けないと、カートがエジェクトされませんからね。
こうして見るボルトアッシーは表面の旋条フルート含め、非常にリアルな外観を持っていますが、上述の通りガスタンクを内蔵した「ただの筒」なので、トイガンとしての安全性はバッチリですね。

さて、気になる実射性能についてですが、CO2 12gカートリッジ1本で発射可能な弾数は70発前後。
0.4g8mmBB弾使用時の初速は、70m/s~80m/s程度で、上画像の位置にあるホップ調整ネジを締め込んで行ったところ、8mmBB弾を30m先のターゲットまで飛ばせることが確認出来ました。
ただ、この実射テストはあの大雪が降った3月29日に、極寒の弊社倉庫で行ったため、あまり参考にならないと思われます。
もっとも、気温10℃以下の状況でこれだけ撃てるのですから、もっと温かくなればまた違う結果が出るでしょうね。

ご紹介が遅れましたが、今回 CHEYTAC M200 CO2 専用サプレッサーも同時入荷しております。
これまたサプレッサーとしては規格外のサイズで、その全長は305mm、直径50mm、重さはなんと1.3kg! もはやサプレッサーというより鈍器といった風情でございますよ(汗)

M200アウターバレルへの装着は、上述したような逆ネジによる固定になりますが、ネジ部分が太く、肉厚もあるため、この重さのサプレッサーを取り付けているというのに、ガタつきや歪み等は一切生じません。
しかし、サプレッサー装着時の全長は1,600mmに達するわけで、それって大人の身長に匹敵するサイズですよね?
まったく、凄いエアガンがあったものだと関心するばかりでございますね~。
以上、この度電撃入荷しました、[ SVOBODA ] CHEYTAC M200 CO2 ライブカート ( 8mm BB )のレポートでした。
何しろ 198,000円(税込)という高額商品ですから、その魅力を出来る限り詳しくお伝えしようと思ったら、想定した以上に長いレポートになってしまいました(汗)
冒頭でも述べました通り、おそらく弊社では二度と入荷しないと思われる製品です。
ずっと探していたという貴方も、ひと目惚れしてしまったという貴方も、くれぐれもこの機会を見逃さぬようにお願いいたします!






[ PUFF DINO ]CO2 12g カートリッジ 6本セット 638円



