流速チューンとは?
当店で施工している『真☆流速チューン』、『爆音☆流速チューン』については、その理論を「BATON 流速チューン理論」で説明させていただいていたのですが、より理解しやすいよう流速チューンの説明をアップデートします。
そもそも、「流速チューンとはなにか?」というと「重量弾にも適切なホップ回転を与えるためのチューン」ということです。

このように、ホップシステムでBB弾に回転が与えられれますが、バレルを通るうちにその回転は弱くなります。
「では、重量弾のときはより強くホップをかければいい」と思うかもしれませんが、ホップを強くかけようとすると、ホップのパッキン内のラグ(出っ張り)がどんどん出てきて抵抗になります。

→抵抗になるということは初速が落ちます→初速が落ちるということは、BB弾のバレル内滞在時間が増えて、BB弾がバレルから飛び出す時点ではさらに回転が弱くなります。
重量弾でホップを強くかけようとすると、初速が落ちて、ホップ回転も弱くなる… すなわち、飛距離はどんどん落ちてしまうのです。そしてさらにホップを強くしようとすれば、BB弾が詰まります。BB弾が詰まったままトリガーを引き続けると、それがエアブレーキとなってピストンとギヤの動きが崩れ、電動ガンが壊れます。
※ただし、このホップ回転のバレル内での低減は日本の初速規制が大きくかかわってきます。海外のフルパワーならば初速が高く、重量弾でもBB弾のホップ回転が弱くなる前にバレルから出るので問題がなくても、日本では1J規制で初速が低く、重量弾ではより初速が低くバレル内の抵抗が大きいのに、重量弾をホップで浮かすためにはより強いホップ回転が必要というジレンマが生じるのです。

ノーマルのパッキンのようにラグを押し出すのではなく、接触の距離を長くすることで、より強いホップ回転をかけます。
ただし、ホップ回転が強くなるだけに、ホップ調整はノーマルよりシビアにはなります。


爆音☆流速チューンでは、バレルカットにより、ホップ回転が弱くなる前にバレルからBB弾を発射します。真☆流速チューンではルーズバレルを使うことでバレル内の接触抵抗を減らします。
もちろん、当店ではホップとバレルだけでなく、重量弾でも適切なホップ回転がかかり、さらに集弾性(初速の安定性)が向上するように、それぞれのチューン、機種に合わせて、ノズル、ピストン(重量調整)、シリンダーなど、実験と経験から得られた最適なレシピで施工しています。
こうして、パワーを上げることなく、バレルやホップシステムを最適化することで、日本の初速規制下でも0.25gなどの重量弾でも適切なホップ回転を与えるためのチューンが、Gunsmithバトンの流速チューンなのです。

フルメタルBATON M4CQB-Rで、真☆流速チューンをベースに、セミオートレスポンス&ロングレンジでの集弾性向上を実現し、シューティングマッチからサバゲまで対応する最高峰モデルが「流速HR(ハイレスポンス)」です。

樹脂モデルのBATON M4CQB SPORT LONEで、爆音☆流速チューンをベースに、秒間21発のハイサイクル化を行い、ロングレンジでの圧倒的性圧力を持つモデルが「流速HC(ハイサイクル)」です。
そもそも、「流速チューンとはなにか?」というと「重量弾にも適切なホップ回転を与えるためのチューン」ということです。
◆ホップシステムの問題点◆
ホップの回転はバレル内での接触抵抗で弱くなります。

このように、ホップシステムでBB弾に回転が与えられれますが、バレルを通るうちにその回転は弱くなります。
「では、重量弾のときはより強くホップをかければいい」と思うかもしれませんが、ホップを強くかけようとすると、ホップのパッキン内のラグ(出っ張り)がどんどん出てきて抵抗になります。

→抵抗になるということは初速が落ちます→初速が落ちるということは、BB弾のバレル内滞在時間が増えて、BB弾がバレルから飛び出す時点ではさらに回転が弱くなります。
重量弾でホップを強くかけようとすると、初速が落ちて、ホップ回転も弱くなる… すなわち、飛距離はどんどん落ちてしまうのです。そしてさらにホップを強くしようとすれば、BB弾が詰まります。BB弾が詰まったままトリガーを引き続けると、それがエアブレーキとなってピストンとギヤの動きが崩れ、電動ガンが壊れます。
※ただし、このホップ回転のバレル内での低減は日本の初速規制が大きくかかわってきます。海外のフルパワーならば初速が高く、重量弾でもBB弾のホップ回転が弱くなる前にバレルから出るので問題がなくても、日本では1J規制で初速が低く、重量弾ではより初速が低くバレル内の抵抗が大きいのに、重量弾をホップで浮かすためにはより強いホップ回転が必要というジレンマが生じるのです。
◆流速チューンによる解決策◆
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その1:抵抗を増やさずにホップ回転を強くする
これの解決のためのパーツが、面ホップアップパッキンセットです。

ノーマルのパッキンのようにラグを押し出すのではなく、接触の距離を長くすることで、より強いホップ回転をかけます。
ただし、ホップ回転が強くなるだけに、ホップ調整はノーマルよりシビアにはなります。
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その2:バレルの抵抗を減らしてホップ回転の低減を抑制する
バレルの抵抗を減らす手法は2つあります。
バレルを短くする=『爆音☆流速チューン』

ルーズバレルを使う=『真☆流速チューン』

爆音☆流速チューンでは、バレルカットにより、ホップ回転が弱くなる前にバレルからBB弾を発射します。真☆流速チューンではルーズバレルを使うことでバレル内の接触抵抗を減らします。
もちろん、当店ではホップとバレルだけでなく、重量弾でも適切なホップ回転がかかり、さらに集弾性(初速の安定性)が向上するように、それぞれのチューン、機種に合わせて、ノズル、ピストン(重量調整)、シリンダーなど、実験と経験から得られた最適なレシピで施工しています。
こうして、パワーを上げることなく、バレルやホップシステムを最適化することで、日本の初速規制下でも0.25gなどの重量弾でも適切なホップ回転を与えるためのチューンが、Gunsmithバトンの流速チューンなのです。

フルメタルBATON M4CQB-Rで、真☆流速チューンをベースに、セミオートレスポンス&ロングレンジでの集弾性向上を実現し、シューティングマッチからサバゲまで対応する最高峰モデルが「流速HR(ハイレスポンス)」です。

樹脂モデルのBATON M4CQB SPORT LONEで、爆音☆流速チューンをベースに、秒間21発のハイサイクル化を行い、ロングレンジでの圧倒的性圧力を持つモデルが「流速HC(ハイサイクル)」です。
この記事へのコメント
「抵抗を増やさずにホップ回転を強くする」というのがよく分かりません。
ノズルから出るエアーのエネルギーから、ホップ回転に消費される分を指して「抵抗」と言うのなら、同じホップ回転をかけるエネルギーは、点接触でも面接触でも同じではないかと感じます。
「抵抗」の考え方が異なってるのでしょうか?
ご質問ありがとうございます。ノーマルのホップアップラグですと、その突出量を増やすことによって回転の勢いが強くなるので、より強く回転をかけようとすると、突出量が増えていきいずれ詰まってしまいます。面ホップは距離を長くすることで転がる回数を増やしてより多くの回転をかける考え方です。