調整内容レポート その6(A&K ドラグノフSVD:後編)
Gnnsmithバトン基本調整内容レポート、A&KドラグノフSVD(電動ガン)の後編をお届けいたします。(前編はこちら)
これらの画像は、洗浄を終えたA&Kドラグノフのベベル、セクター、スパーの各ギヤです。セクターギヤに刻まれたA&Kの刻印からすると、同社では自社製のギヤを使用しているようですね。それぞれ洗浄しつつ入念にチェックしていますが、比較的キレイに仕上げられているように思います。
同じく洗浄を終えたメカボックスの内部です。いわゆるメタル軸受けが採用されていますが、しっかり圧入されていたので、接着等する必要はありませんでした。
メカボックスの内部パーツすべてを洗浄、調整したところで、各部にグリスを塗布して組み付けて行きます。シム調整の工程を省略してしまいましたが、この個体ではさほど苦労することなく決まっていました。
ただし、あくまでこの個体がすんなり決まったというだけの話で、同じA&Kのドラグノフでも、別のチューナーが担当した個体はなかなかセッティングが決まらず、大変な苦労を強いられたとのこと。こういった個体差が大きいのも、本中華電動ガンの問題点のひとつと言えますよね。
ギヤの組付けが完了したところで、スイッチ部分に接点グリスを充填します。
接点グリスを塗布したスイッチ部分のアップです。けっこう思い切った量を塗っているのがわかりますね。
メカボックスに内蔵されていたモーターは、軸の短い、標準的な物。ピニオンギヤは質、角度ともに問題ないため、そのまま使用することにしました。
メカボックスに上述のモーターを収めた状態がこちらです。前回記事の、箱出しを開いた状態と比べると、すっきりキレイになっているのがわかりますね。この時点でシリンダーとタペットプレートも組み付けています。
メカボックスを閉じて、BATON airsoft 電動ガン用スプリングを組み込みます。この際のスプリングの番手(90~120のいずれか)は、チューナーが経験に基いて最適なものをチョイスしています。
こちらは、組み上げたメカボックスの右側面中央付近のアップです。トリガーの直上から、メカボックス前方へと繋がる亜鉛製のパーツはトリガーバーですね。
同じくメカボックスの左側面中央部のアップです。水鳥の横顔のように見える亜鉛製のパーツは、セレクターレバーの動きをセレクタープレートに伝えるためのプレートです。てこを使って、回転の向きを変換している構造がおわかりいただけるでしょうか。
このメカボックスは、モーターの後端がカバーされる構造になっているため、今までご紹介して来た電動ガンのように、モーターの端子に直接SBD(ショットキーヴァリアダイオード)を取り付けることが出来ません。そのため、モーターから伸びたコードの被覆を一部向いて、バイパスを作るように配線を作り、熱収縮チューブで絶縁処理を施しています。
すべての調整を終えたメカボックスを、ロアーレシーバーに組み付けました。分解の際にはかなり苦労しましたが、何故か組付けはすんなり行きましたね。これで機関部への施工は完了したので、チェンバー~バレル周りの調整に着手します。
こちらはA&Kドラグノフのアウターバレルと、そこから引き抜いたチャンバー&インナーバレルです。インナーバレルは570mmほどありますが、これではちょっと長過ぎなので、以前ご紹介したMYTH ZB26やSnow Wolf バレット M107A1のように、適切な長さにカットします。
いつもの様に、旋盤加工で切断し、切断面も丁寧に面取りしています。
ご覧の通り、不必要に長かったインナーバレルを、400mm程度に切り詰めました。
いわゆるホップ窓まわりの形状をリューター加工で整えて、インナーバレルの加工は完了ですが、今までのレポートでは見たことがなかった、インナーバレルのホップ窓前方に、シールテープを巻きつけるという作業を行っています。また、チャンバーのホップアップ調整部分の構造がA&K独自のものとなっているので、いつものBATON airsoft ソフト面ホップアップパッキンセットは使わず、東京マルイさん純正の電動ガン用ホップアップパッキンに交換しています。
インナーバレルに装着したマルイ純正ホップアップパッキンに、シリコングリスを薄く塗布しておきます。
こちらがA&Kドラグノフのチャンバーです。ホップ調整がダイヤル式になっているのは、同社のMINIMIシリーズと同じですね。手前に写っているのはホップアップパッキンを上から押し込む、いわゆる押しゴムですが、とてもゴムとは思えないカチカチの固さでまともなホップ効果が望めないため、マルイ純正の押しゴムにある加工を施して組み込んでいます。
バレルを短縮し、チャンバーの調整を終えたアッパーレシーバーを組み付け、ひとまず完成したドラグノフ。組み立て後1回目の初速調整で90m/s前後という良好な数値が出ました。この状態で弾道がどのように仕上がっているかを、いつもと同じトリガートーク様の40mインドアシューティングレンジにて実射テストを行いました。以下の動画でその模様をご覧くださいませ。
白い0.2gBB弾がきれいに伸びて行き、40m先のフライパンにカンカン当たっていることから、ドラグノフの本領である狙撃銃としての性能が確保出来ていることがおわかりいただけると思います。実銃のドラグノフには存在しないフルオートモードでの弾道も、セミオートのそれとまったく変わらぬ素直なもので、同じく40m先のフライパンに集中弾を浴びせることが可能なレベルに仕上がっております。
先ごろ公開されて大変な人気を博した映画、アメリカンスナイパー劇中にて、敵側スナイパーが使用していたのが記憶に新しい、ドラグノフSVD。サバゲフィールドの西側狙撃手として活躍したい貴方には、比較的お値段も手頃かつ、調製済み&保証付きのA&KドラグノフSVD(電動ガン)は絶対のオススメです。在庫のある今のうちに、是非とも購入をご検討くださいませ!
【調整済み・保証付】A&K ドラグノフSVD(電動ガン)
これらの画像は、洗浄を終えたA&Kドラグノフのベベル、セクター、スパーの各ギヤです。セクターギヤに刻まれたA&Kの刻印からすると、同社では自社製のギヤを使用しているようですね。それぞれ洗浄しつつ入念にチェックしていますが、比較的キレイに仕上げられているように思います。
同じく洗浄を終えたメカボックスの内部です。いわゆるメタル軸受けが採用されていますが、しっかり圧入されていたので、接着等する必要はありませんでした。
メカボックスの内部パーツすべてを洗浄、調整したところで、各部にグリスを塗布して組み付けて行きます。シム調整の工程を省略してしまいましたが、この個体ではさほど苦労することなく決まっていました。
ただし、あくまでこの個体がすんなり決まったというだけの話で、同じA&Kのドラグノフでも、別のチューナーが担当した個体はなかなかセッティングが決まらず、大変な苦労を強いられたとのこと。こういった個体差が大きいのも、本中華電動ガンの問題点のひとつと言えますよね。
ギヤの組付けが完了したところで、スイッチ部分に接点グリスを充填します。
接点グリスを塗布したスイッチ部分のアップです。けっこう思い切った量を塗っているのがわかりますね。
メカボックスに内蔵されていたモーターは、軸の短い、標準的な物。ピニオンギヤは質、角度ともに問題ないため、そのまま使用することにしました。
メカボックスに上述のモーターを収めた状態がこちらです。前回記事の、箱出しを開いた状態と比べると、すっきりキレイになっているのがわかりますね。この時点でシリンダーとタペットプレートも組み付けています。
メカボックスを閉じて、BATON airsoft 電動ガン用スプリングを組み込みます。この際のスプリングの番手(90~120のいずれか)は、チューナーが経験に基いて最適なものをチョイスしています。
こちらは、組み上げたメカボックスの右側面中央付近のアップです。トリガーの直上から、メカボックス前方へと繋がる亜鉛製のパーツはトリガーバーですね。
同じくメカボックスの左側面中央部のアップです。水鳥の横顔のように見える亜鉛製のパーツは、セレクターレバーの動きをセレクタープレートに伝えるためのプレートです。てこを使って、回転の向きを変換している構造がおわかりいただけるでしょうか。
このメカボックスは、モーターの後端がカバーされる構造になっているため、今までご紹介して来た電動ガンのように、モーターの端子に直接SBD(ショットキーヴァリアダイオード)を取り付けることが出来ません。そのため、モーターから伸びたコードの被覆を一部向いて、バイパスを作るように配線を作り、熱収縮チューブで絶縁処理を施しています。
すべての調整を終えたメカボックスを、ロアーレシーバーに組み付けました。分解の際にはかなり苦労しましたが、何故か組付けはすんなり行きましたね。これで機関部への施工は完了したので、チェンバー~バレル周りの調整に着手します。
こちらはA&Kドラグノフのアウターバレルと、そこから引き抜いたチャンバー&インナーバレルです。インナーバレルは570mmほどありますが、これではちょっと長過ぎなので、以前ご紹介したMYTH ZB26やSnow Wolf バレット M107A1のように、適切な長さにカットします。
いつもの様に、旋盤加工で切断し、切断面も丁寧に面取りしています。
ご覧の通り、不必要に長かったインナーバレルを、400mm程度に切り詰めました。
いわゆるホップ窓まわりの形状をリューター加工で整えて、インナーバレルの加工は完了ですが、今までのレポートでは見たことがなかった、インナーバレルのホップ窓前方に、シールテープを巻きつけるという作業を行っています。また、チャンバーのホップアップ調整部分の構造がA&K独自のものとなっているので、いつものBATON airsoft ソフト面ホップアップパッキンセットは使わず、東京マルイさん純正の電動ガン用ホップアップパッキンに交換しています。
インナーバレルに装着したマルイ純正ホップアップパッキンに、シリコングリスを薄く塗布しておきます。
こちらがA&Kドラグノフのチャンバーです。ホップ調整がダイヤル式になっているのは、同社のMINIMIシリーズと同じですね。手前に写っているのはホップアップパッキンを上から押し込む、いわゆる押しゴムですが、とてもゴムとは思えないカチカチの固さでまともなホップ効果が望めないため、マルイ純正の押しゴムにある加工を施して組み込んでいます。
バレルを短縮し、チャンバーの調整を終えたアッパーレシーバーを組み付け、ひとまず完成したドラグノフ。組み立て後1回目の初速調整で90m/s前後という良好な数値が出ました。この状態で弾道がどのように仕上がっているかを、いつもと同じトリガートーク様の40mインドアシューティングレンジにて実射テストを行いました。以下の動画でその模様をご覧くださいませ。
白い0.2gBB弾がきれいに伸びて行き、40m先のフライパンにカンカン当たっていることから、ドラグノフの本領である狙撃銃としての性能が確保出来ていることがおわかりいただけると思います。実銃のドラグノフには存在しないフルオートモードでの弾道も、セミオートのそれとまったく変わらぬ素直なもので、同じく40m先のフライパンに集中弾を浴びせることが可能なレベルに仕上がっております。
先ごろ公開されて大変な人気を博した映画、アメリカンスナイパー劇中にて、敵側スナイパーが使用していたのが記憶に新しい、ドラグノフSVD。サバゲフィールドの西側狙撃手として活躍したい貴方には、比較的お値段も手頃かつ、調製済み&保証付きのA&KドラグノフSVD(電動ガン)は絶対のオススメです。在庫のある今のうちに、是非とも購入をご検討くださいませ!
【調整済み・保証付】A&K ドラグノフSVD(電動ガン)