ショートリコイルギミック付き GBB とマズルデバイスの関係について

寒い寒いと言っているうちに 3 月はあっという間に流れ去り、東所沢界隈でようやく咲いた桜が散り始めたと思えば、世間ではもうゴールデンウィークの話題が出始めているんですね。相も変わらず、まったく慌ただしいったらありませんが、当ブログ読者の皆様には充実した連休を過ごしていただきたいと思います。



さて本日は、先頃 G19 専用タイプ も入荷して、現在大好評発売中の多機能マズルフラッシュトレーサー、[ ACETECH ]GENESIS LITE G17/G19専用トレーサー の登場を受けまして、ショートリコイルギミックとトレーサー(各種マズルデバイス)の関係について、簡単に解説してみたいと思います。





5 月初旬発売予定にて絶賛予約受付中の弊社次期新製品、[ [ BATON airsoft ]GLOCK G17 Gen5 MOS CO2GBB 【JASG認定】 も、スライドを引くとアウターバレルのチャンバー部分が一段落ちて、斜め下方向に後退するというショートリコイルギミックを備えておりますが、このアウターバレル先端内側には、アダプター類を取り付けるためのねじ切りが行われておらず、リアルなライフリング風モールドが施されています。





ショートリコイルギミックについて具体的にご説明しますと、画像上段のスライド閉鎖状態からスライドをゆっくり引くと、下段のようにアウターバレルがスライドと一緒に少し後退します。





スライドから取り出したアウターバレルを観察すると、GLOCK G17 Gen5 MOS CO2GBB(以下、G17) 本体の中で固定されているチャンバー位置を基準に、アウターバレルがどれくらい動いているかがおわかりいただけると思います。
ちなみに、画像上段がスライド閉鎖状態、下段がスライドを引いた状態です。





上の画像中、赤く塗られた部分をインナーバレル、黄色く塗られた部分をアウターバレルとして、両者の関係をご覧いただきましょう。上述の通り、インナーバレルの位置はスライドの状態に関わらず常に不動です。





スライドを引き、アウターバレルが後退した状態がこちらの画像です。ご覧のように、赤いインナーバレルは変わらずまっすぐ前を向いたまま、黄色いアウターバレルのみが画像左下方向に下がっているのがおわかりいただけるでしょう。
今回例にとった G17 だけでなく、スライドを引くとアウターバレルが下がるショートリコイルギミックを備えているブローバックガスガンは、ほとんど同じ構造と考えて間違いありません。





では、こうした構造を持つブローバックガスガンのアウターバレル先端に、各種マズルデバイスを取り付けた際、どんなことが起きるでしょうか。
上のイラストで一目瞭然だと思いますが、アウターバレルと同じ角度で上を向いてしまうマズルデバイスの先端内側の下部に、まっすぐ前方に向かって撃ち出された BB 弾が接触し、正常な弾道が得られない。また最悪の場合、マズルデバイスが壊れてしまう 事態も起きるでしょう。特に、全長が長いデバイスの使用には注意が必要です。
弊社の G17 は、こういった理由からアウターバレル先端のねじ切りを行っていないわけですね。






その点、ACETECH 製の GENESIS LITE G17/G19専用トレーサー は、長年トレーサーを作り続けて来た同社ならではの工夫が光ります。
G17、または G19 のフレームに GENESIS LITE 専用のマウントベース を固定し、そのマウントベースに、GENESIS LITE を上からスライドさせて取り付けるという装着方法を採っているのです。





この装着方法により、GENESIS LITE はスライドの位置(アウターバレルの角度) に左右されることなく、銃本体に対して常にまっすぐ前を向いて固定されるため、発射される BB 弾に一切悪影響を与えることなく、様々なエフェクトを楽しませてくれます。
当ブログ読者の皆様は、既に GENESIS LITE の実射動画 をご覧いただいたことと思いますが、撮影時に操作と実射を担当した私デイヴ金子、そのエフェクトの派手さ鮮やかさに、ついつい仕事を忘れて思いっきり楽しんでしまいました(汗)

G17/G19専用ということでデザインされた流麗なスタイルは、ちょっと未来的な雰囲気も感じられて、実に魅力的ですよね。
[ ACETECH ]GENESIS LITE G17/G19専用トレーサー
BATON airsoft G17 / BG-17 はもちろんのこと、東京マルイ、WE、VFC、UMAREX といった各社のグロック型ガスブローバックガンにも適合しますので、グロックユーザーの皆様は是非とも導入をご検討くださいませ!



[ ACETECH ] GENESIS LITE G17/G19専用トレーサー






対応確認メーカー:BATON airsoft G17 / BG-17、東京マルイ、WE、VFC、UMAREX
BIFROST MUZZULE FLAME EFFECT:7色、レインボー発光
グリーン・レッド蓄光弾に両対応








































  

【GLOCK正規ライセンス】 GLOCK G17 Gen5 MOS CO2GBB 発売延期のお知らせ

昨日 3 月 31 日(日)、池袋はサンシャインシティ展示Cホールで開催された 第 15 回 爆裂祭 会場にて、弊社ブースにお越しいただいたすべての皆様に、心より御礼申し上げます。


本日の記事は、爆裂祭会場で発表した弊社次期新製品の発売時期についてのお知らせです。


3 月 8 日(金)の発売発表と予約受杖開始 以来、大変な数のご予約を頂戴しております弊社次期新製品、GLOCK G17 Gen5 MOS CO2GBB 【JASG認定】 につきまして、4 月中旬を予定しておりました発売時期が、5 月初旬に延期 となることをお知らせいたします。



この発売延期は、正規ライセンス取得品であることの証となる ライセンスシール の発行が遅れたことが原因 で、開発の遅れ等によるものではありません。

弊社としてもこうした形で商品を開発、販売するのは初めてなもので、色々と想定外の出来事に翻弄されている状況ですが、発売を楽しみにお待ちいただいているお客様には、まことに申し訳ない限りでございます。

GLOCK G17 Gen5 MOS CO2GBB 【JASG認定】 は、5 月初旬の発売予定 と改めまして、引き続きご予約を承ります。製品を確実に入手されたいGlockファンの皆様は、是非ともご検討くださいませ。












また、この発売延期にともない、GLOCK G17 の次に発売を予定しておりました新製品 2 機種の発売も、下記の通り後ろ倒しにずれ込む形となります。


[ BATON airsoft ] BT-SAND VIPER CO2GBB 【JASG認定】
5月下旬~6月初旬発売予定





[ BATON airsoft ] BH-G36C CO2GBB 【JASG認定】
6月中旬発売予定



どちらも開発自体は極めて順調に進んでおりますので、楽しみに発売をお待ちいただければ幸いでございます。
もちろん、まだ発表出来ないあれやこれやについても、水面下で着々と進行しておりますので、どうかご期待くださいませ!



























  

[ACETECH] GENESIS LITE G17/G19専用トレーサー 新発売!

G17/G19用トレーサー [ ACETECH ] GENESIS LITE 新発売! 少し早いですが BATON G17 CO2GBB用にもどうぞ。


[ ACETECH ] GENESIS LITE G17/G19専用トレーサー






対応確認メーカー:BATON airsoft G17 / BG-17、東京マルイ、WE、VFC、UMAREX
BIFROST MUZZULE FLAME EFFECT:7色、レインボー発光
グリーン・レッド蓄光弾に両対応

































  

MODIFY PP-2000 CO2 ショートマガジンの取扱いについて

本日はタイトルの通り、MODIFY 製 PP-2000 用 CO2 ショートマガジン の取扱い方法についてご紹介いたします。


このPP-2000 用 CO2 ショートマガジンにつきまして、「CO2カートリッジをセットする際にガスが漏れる」 または、「CO2カートリッジをセットした後にガス漏れが止まらない」 といった症状での修理依頼が定期的に寄せられています。
しかし、受領した修理依頼品のショートマガジンに弊社でCO2カートリッジをセットすると、ガス漏れが一切見られない というケースが、全体のおよそ 9割にも上っております。

PP-2000 用 CO2 ショートマガジンは、BATON airsoft 製の CO2 マガジン と非常に良く似た構造ですが、カートリッジホルダーガスケットと、マガジン底部の CO2固定ボルト の作りが大きく異なっています。
このため、CO2 12gカートリッジをセットする際の手順や力加減がわからず、「 ガス漏れが起きている=故障、または不良品だ 」 と判断する方が多いものと思われます。


そこで今回、PP-2000 用 CO2 ショートマガジンへの、CO2 12g カートリッジの正しいセット方法 を動画にしてみました。
同マガジンユーザーで、どうもCO2カートリッジのセットが上手くいかないという方は、是非ご覧になってください。




作業場のライトひとつで撮ったぶっつけ本番の映像で恐縮ですが、まさに 「緊急で回した」といった内容でございます。


上は現在品切れになっております、PP-2000 用 CO2 ショートマガジンの、マガジン底部にはまっている CO2固定ボルト ですが、このボルトがアルミ製なので、簡単になめてしまう という声が多く寄せられるのも、このボルト中央の六角穴に、六角レンチをしっかり差し込んでいない状態で締め込もうとする ことでなめてしまうのです。

上の動画で説明しておりますように、まずはマガジン底部の固定ボルトに六角レンチをしっかり差し込み、CO2 12gカートリッジをセットしたら、ガス漏れの音が止まるところまでしっかり締め込む ことで、CO2 12gカートリッジが正しくセット出来るはずです。



MODIFY 製 PP-2000 CO2GBB、また、OTs-126 CO2GBB ユーザーの皆様で、マガジンの扱いに悩まれている方は、是非今回の記事を参考にしてくださいませ。



[ MODIFY ] PP-2000 CO2ショートマガジン【JASG認定】



JASG認定マークの無い平行輸入の PP-2000 に CO2マガジンは使用できません


























  

[ SVOBODA ]CHEYTAC M200 ライブカート ( 6mm BB ) 少数入荷!

2020 年の 4 月に 8mm BB仕様のモデルが 電撃的な入荷 を果たし 1 か月を待たずして完売したという幻の製品、SVOBODA CHEYTAC M200 CO2 ライブカート式ガスガン(8mm BB弾仕様)

当時もメーカーに発注してから入荷まで 2 年も待たされた商品なので、今回が最初で最後の入荷だろうと、当時の紹介記事 でも書いたのですが、なんとこのほど、およそ 4 年ぶりに、[ SVOBODA ]CHEYTAC M200 ライブカート が、6mm BB弾仕様 ライブカート リコイルショック ガスガン となって再入荷を果たしました!











当ブログ読者の皆様なら、CHEYTAC M200(正式名称はM200 Intervention ) についてはご存じのことと思いますが、映画、「ザ・シューター/極大射程」劇中で、マーク・ウォールバーグ演じる孤高のスナイパー、ボブ・リー・スワガーが使用した巨大なライフルといえば、印象に残っている方も多いかと思います。






また、2022 年発売の FPS ゲーム、Call of Duty: Modern Warfare II のマルチモードに、FJX IMPERIUM という名称の強力なスナイパーライフルとして登場しています。現行の Call of Duty®: Modern Warfare® 3 でも引き続いて使えるので、今も愛用している方がいらっしゃるかもしれません。手足以外に当たればほぼワンパンでダウンを取れるというのは、やはり魅力ですからね。






と、前置きが長くなりましたが、ここからは今回入荷した SVOBODA 製 CHEYTAC M200 ライブカート リコイルショック ガスガン についてご紹介いたしましょう。
基本的には前回入荷分の再生産品なので、その外観に大きな違いはなく、全長が 5段階調整ストックの最短時で 1,189mm、最長時で1,366mmという巨大さは健在です。ただ、前回入荷分では 8,950g だったマガジンを除く本体重量が、9,685g へと 735g ばかり重くなっています。これはボルトの仕様が CO2 から代替フロン(HFC134a)仕様になった ことと、後述する新機構の搭載による重量増です。






外観については、前回入荷分とほとんど同じパーツが使用されているので、こちらの記事 を御覧いただきたいと思いますが、パッと見てはっきり変わったところといえば、前回入荷分では FAB DEFENSE 風 の形状だったグリップが、オーソドックスな A2 タイプになった点です。このグリップは実銃同様インチねじで固定されていますが、取り付け基部の寸法も実銃準拠になっているので、お好みのグリップへの付替が楽しめます。
もちろん、Cheyenne Tactical 社の正規ライセンスを取得して製造された、リアルサイズ、リアル刻印という部分に変わりはありません。






上述した通り、前回入荷分はボルトの中に CO2 12gカートリッジを装填する CO2 仕様でしたが、今回は ボルト内に代替フロンガスを充填する発射方式 になっています。そのため、ストロークの長いボルトの表面に、画像のようなガス注入バルブが設けられているわけですね。
この注入バルブはいわゆる海外仕様なので、ガスを入れている感覚が掴みにくいと思いますが、ガスボンベが極端に冷えていなければしっかり注入されますので、どうかご安心くださいませ。








8mm BB から 6mm BB 仕様になったことで、当然ながら付属の M200 専用カートリッジ も、先端部のBB弾を装填する穴が細く絞られています。
底面の刻印もしっかり入った、黄金色に輝く実に美しいアルミ製カートリッジですが、スチール製マガジンに装填し、M200 のスチール製ボルトでもってチェンバーに送り込み、ボルトハンドルを引いてエジェクトするという一連の動作を行うと、文字通り 1 発で傷だらけになってしまうのです(涙)
とはいえ、この巨大なカートリッジが回転しながらエジェクションポートから蹴りだされる様子は、一度やったら病みつきになること請け合いの楽しさですからね~。






ちなみにそのスチール製マガジンはこちらです。マガジン単体重量だけで 520g ありますが、装弾数いっぱいの 7 発のカートリッジを装填した時の重さは、900g 近くになっちゃいます(汗)
尚、今回はこの専用カートリッジ × 20 発と、専用マガジン × 2 本をセットしての販売 となりますが、M200 本体の動作チェックを行うため、付属のカートリッジが 1 発だけ傷ついた状態でのお届け になりますことを、ご理解賜ります様お願いいたします。






そして、先にも書きました重量増加の一因となった新機構なのですが、まずご注目いただきたいのが、アッパーレシーバーから前方に伸びる極太のバレルチューブの上下 2 箇所に設けられた画像ガス注入バルブです。







上の画像中、赤い矢印で指した場所に、それぞれこのようにガス注入バルブが設けられているのですが、ここから注入するガスは BB弾を発射するためのものではなく、今回入荷分から新たに搭載された リコイルショック発生システム を稼働させるためのパワーソースになるのです。






このバイポッドで支えられた部分にそのシステムが内蔵されているわけですが、「リコイルショック発生システム」 というのは、当記事執筆にあたって勝手に命名したものでして、本製品に付属する英語表記の取扱説明書には、この機構についてひとことも触れられていないのです。
ではどんなものかと申しますと、BB弾の発射時に、おそらくバレルチューブ内の錘(おもり)がガス圧で動いて、ドスン というショックを生み出しているものと思われます。






思われますというのも頼りない話しですが、先にも書きました通り、付属の説明書に何の記載もない上、イラスト付きのパーツリストも 8 mm 仕様の流用で、この機構についての詳細が何ひとつわからず、どのような仕組みでこの振動が発生しているかは不明なのです。
もちろん、本体を分解すればわかる話しではありますが、一度でも分解すれば傷が付くのは避けられず、商品にならなくなっちゃいますからね。






また、リコイルショックとは言っても、銃本体を銃口側に向かって揺さぶるような振動なので、実際のリコイルとは趣が違っているのが正直なところです。
とはいえ、平らな台に置いた 10 kg 近いこのライフルが、1~2 cm ほどズレるくらいの振動が発生しますので、ボルトアクションライフルとしては、かなり楽しいギミックだと思います。






さて、気になる実射性能についてですが、気温 19 ℃ の倉庫内、およそ15 秒ほど HFC134a ガスを充填して計測したバシコスバイオBB弾 0.2 g 使用時の初速は、75m/s~79m/s程度 で、適正ホップを出すことにより、30 m 先に設置した直径 30 cm のターゲットを、安定した弾道で狙い撃てることが確認出来ました。この環境下でこの数値ですから、季節が進んで暖かくなれば、さらなる性能が期待出来そうですね。
※ボルトを暖め過ぎると、バルブが叩けず発射不能となります。

尚、カートリッジ先端に BB 弾をセットする際、深く押し込んでしまうと発射されないことがある ので、やや浅めにセットする必要があります。
また、1 回のガス充填で何発撃てるかにつきましては、およそ15 秒ほど HFC134a ガスを充填した状態で、20 回以上は発射出来ましたが、これも気温やガスボンベの温め具合によって条件が変わりますので、参考程度に考えていただければ幸いです。前回の CO2 仕様と違って、いつでもガスを追加充填出来ますからね。






それにしてもこのスコープを載せた姿のカッコ良さといったら! いつまでも眺めていられるくらい魅力的ですよね~。
上述した通り、Cheyenne Tactical 社 の正規ライセンスを取得して作り上げられた、パーフェクトな再現度を誇る最高峰のボルトアクション式ガスガンです。






商品には、上画像のようにストックを最短に縮めた状態の M200 がピッタリ収納出来るサイズの 樹脂製ハードケース が付属します。これだけの巨大なライフルを収めるケースとなると、なかなか入手が難しいところなので、最初から付いているのは嬉しいところですよね。

世界的な金属材料の高騰と、厳しい為替レートのため、かなりの高額商品となっておりますが、前回入荷時に買い逃してしまった方、また、6 mm 仕様も押さえておかねば! とお考えの方(汗)は、この機会をお見逃しのないようお願いいたします!


[ SVOBODA ]CHEYTAC M200 ライブカート リコイルショック ガスガン




※マガジン 2 本(本体付属 1 本と予備 1 本)、カートリッジ 20 発付属
































  

プロフィール
(株)バトンTrading
(株)バトンTrading
エアソフトガン&パーツブランド BATON airsoft 、海外製エアソフトガンショップ Gunsmith BATON 、日本最大のシューティングレンジ BATON Range 、APSカップ競技銃チューニングショップ 蔵前工房舎 、オフロードバイクショップ『 Bivouac所沢 』 、電動オフロードバイク『 CAOFEN
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