調整内容レポート その19( JG SA58 carbine:前編)
皆様こんにちは!Gunsmithバトンです。
今回の調整内容レポートは先日ASP製のEBR Mod.0と共に新入荷致しました『JG SA58 carbine』の通常調整内容をお伝えしたいと思います。
実銃のSA58はアメリカDSA社によるFALのクローンモデル。FALといえば、言わずと知れたベルギーFN社(Fabrique Nationale社)製の大口径アサルトライフルで、イギリス、カナダ、南アフリカ等各国の軍で制式採用された名銃ですね。
これを民間向けにカスタムし生産したのがにSA58です。民間向けのものですので本来ならフルオート機構がないはずなのですが、そこは電動ガン仕様ということでちゃんと撃てるようになっています。バリエーションも多く、各国軍で採用されているFALの形を模したものや、RASを搭載したもの、カービンサイズよりも短縮されたモデル等があるようです。
では、調整の内容を見ていきましょう。
まずはアッパーレシーバーとロアレシーバーを分けます。写真で示しているこの大きなネジで止まっているだけなので外してしまいましょう。これだけで簡単に分けることが出来ます。
ロアレシーバーからメカボックスを取り出します。写真はバットプレートと、ストック内にあるバッテリーを収める部分を取り外しているところです。バットプレートは下にスライドさせるだけで簡単に外れバッテリーの出し入れがし易いようになっています。またストック内でバッテリーが暴れないように工夫されている等ユーザーへの配慮が嬉しい部分がこの辺りに見られますね。
さて、ストック部分のパーツを分解出来たところで次にグリップを外しましょう。グリップ底にあるネジを取れば簡単に外せるのですが、これを取るとなんとメカボックスまで外すことが出来てしまいました。これだけだと非常に心もとないかと思われますが、アッパーフレームまでしっかり組んであげればメカボックスの固定は全く心配ありません。
こちらが取り出したメカボックスです。見たところ、至って普通のメカボックスに見えますが・・・
見辛いかと思いますが、おわかりいただけるでしょうか。メカボックスを閉じているネジの種類が滅茶苦茶になってしまっているのです!JGのメカボックスではよくあることらしいのですが、ここまでバラバラなのは流石に珍しいようでチューナーも呆れ返っておりました。勿論、このネジは組み直す際に交換します。
メカボックスには配線のガイドとなるパーツが付いていますので、メカボックスを開ける前に忘れずに外しておきましょう。
メカボックスの内部はこの様な状態。ギヤには豪快にべっとりグリスが塗布されており、全体的にギトギトした印象ですね。先ずはこのグリスをパーツクリーナーを用いて洗い落としてしまいます。
だいぶしっかりこびりついていましたので、ブラシを使い念入りに落としました。軸受けはベベルの箇所がベアリング軸受けである他はメタル軸受けになっています。
洗浄が完了したところで、今回はここまで。後編はシム調整からお伝えいたします。
今回の調整内容レポートは先日ASP製のEBR Mod.0と共に新入荷致しました『JG SA58 carbine』の通常調整内容をお伝えしたいと思います。
実銃のSA58はアメリカDSA社によるFALのクローンモデル。FALといえば、言わずと知れたベルギーFN社(Fabrique Nationale社)製の大口径アサルトライフルで、イギリス、カナダ、南アフリカ等各国の軍で制式採用された名銃ですね。
これを民間向けにカスタムし生産したのがにSA58です。民間向けのものですので本来ならフルオート機構がないはずなのですが、そこは電動ガン仕様ということでちゃんと撃てるようになっています。バリエーションも多く、各国軍で採用されているFALの形を模したものや、RASを搭載したもの、カービンサイズよりも短縮されたモデル等があるようです。
では、調整の内容を見ていきましょう。
まずはアッパーレシーバーとロアレシーバーを分けます。写真で示しているこの大きなネジで止まっているだけなので外してしまいましょう。これだけで簡単に分けることが出来ます。
ロアレシーバーからメカボックスを取り出します。写真はバットプレートと、ストック内にあるバッテリーを収める部分を取り外しているところです。バットプレートは下にスライドさせるだけで簡単に外れバッテリーの出し入れがし易いようになっています。またストック内でバッテリーが暴れないように工夫されている等ユーザーへの配慮が嬉しい部分がこの辺りに見られますね。
さて、ストック部分のパーツを分解出来たところで次にグリップを外しましょう。グリップ底にあるネジを取れば簡単に外せるのですが、これを取るとなんとメカボックスまで外すことが出来てしまいました。これだけだと非常に心もとないかと思われますが、アッパーフレームまでしっかり組んであげればメカボックスの固定は全く心配ありません。
こちらが取り出したメカボックスです。見たところ、至って普通のメカボックスに見えますが・・・
見辛いかと思いますが、おわかりいただけるでしょうか。メカボックスを閉じているネジの種類が滅茶苦茶になってしまっているのです!JGのメカボックスではよくあることらしいのですが、ここまでバラバラなのは流石に珍しいようでチューナーも呆れ返っておりました。勿論、このネジは組み直す際に交換します。
メカボックスには配線のガイドとなるパーツが付いていますので、メカボックスを開ける前に忘れずに外しておきましょう。
メカボックスの内部はこの様な状態。ギヤには豪快にべっとりグリスが塗布されており、全体的にギトギトした印象ですね。先ずはこのグリスをパーツクリーナーを用いて洗い落としてしまいます。
だいぶしっかりこびりついていましたので、ブラシを使い念入りに落としました。軸受けはベベルの箇所がベアリング軸受けである他はメタル軸受けになっています。
洗浄が完了したところで、今回はここまで。後編はシム調整からお伝えいたします。
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