調整内容レポート その18(ICS M4A1 爆音☆流速チューン 修理レポート後編)

Gunsmithバトン調整内容レポート『ICS M4A1 爆音☆流速チューン』修理レポート の後編をお届けいたします(前編はこちら)。

では、続きを見ていきましょう。





メカボックスを開いたところです。一度弊社チューナーの手が加わっているものですから内部は非常に綺麗ですね。ですが、原因と見ていたスイッチはやはり真っ黒なっていました。





取り外したスイッチです。写真に写っている端子の摩耗が特に激しく、危うく焼き切れてしまいそうな程でした。

さて、この摩耗したスイッチを取り替えたいと思いますがスイッチのアセンブリを丸ごと取り替えるというわけではありません。

スイッチはアセンブリごと取り替えようとすると、メーカーによる微妙な寸法のズレや形の違いで通電不良を起こしたり、そもそも組み込めない等のトラブルが発生しやすいパーツなのです。なので、スイッチ本体が溶けている等のよっぽどなことがない限りは端子を交換して対処します。また、端子を掃除するだけで元に戻るものもあり、幸いこのスイッチも先程の摩耗が激しい端子以外は綺麗に掃除することで使えるようになりました。





これで故障箇所は修理できました。ですが、このままただ組み直して終わりではありません。ここから、再びお客様に最良の状態の銃をお使いいただくために、点検と再調整を行うのです。





先ずはモーターを点検します。スイッチ程ではありませんでしたが、通電する部分に汚れが付着していましたので綺麗に掃除し接点復活剤を塗付しました。





痛みが見られたピニオンギヤはModify製のピニオンギヤに交換します。





今回のご依頼品は弊社のチューンドガンですが、SBD装着サービスが始まる以前のものでしたので新たに装着しました。これでスイッチが焼けてしまう心配はなくなりますね。





ピニオンギヤが変わりましたので、シム調整も一から見直しです。と、その前にメカボックスやギヤ等をしっかり洗浄しましょう。





何やら見慣れない形状のパーツがありますが、これは逆転防止ラッチです。フォアードアシストノブを押して逆転防止ラッチを開放させるギミックのためにこの様な特殊な形状になっています。





先ずはベベルギヤのシム調整です。ベベルギヤのシムを大まかに調整し、ピニオンギヤとのバックラッシュを確認します。このセッティングが決まれば、スパーギヤとセクターギヤはベベルギヤに合わせてセッティングするだけです。





開ける前は以前弊社で使用していた透明なグリスが塗布されていましたが、現在はより良質の黒いグリスを使用しています。塗布する際は筆を使い丁寧にグリスを行き渡らせています。






さて、また見慣れないパーツが登場しました。これは上下のメカボックス同士を固定するためのパーツです。分割出来るというギミックとは矛盾するような役割のこのパーツですが、
いくら分割出来るとは言え射撃中にメカボックス同士がずれてしまったりしては、射撃性能の低下に関わりますしトラブルを誘発しかねません。
射撃性能とギミックを両立させるためにはこのように様々な工夫がなされているのですね。





これでロアメカボックスの調整は完了です。メカボックスを閉める際は先程紹介したパーツを忘れずに組み込んでおくよう注意しましょう。





スイッチの接点グリスはご覧の通り閉めてからでも塗布できます。分割メカボックスならではの面白い光景ですね。





続きましてアッパー側のメカボックスの調整に入ります。こちら側は給排気系のアセンブリが収まっています。





先ずは各パーツの摩耗状態を確認します。写真はシリンダーヘッドのパイプ部分にぐらつきがないかを確認しているところです。長く使っているうちにこの部分がぐらつき始める場合があるので、必要に応じて新しいものい交換します。この個体は問題なかったのでそのまま使用します。





次にタペットプレートの確認です。写真で示しているセクターギヤと当たる部分が変形してしまっていたら交換するのですが、どうやらこれも問題が見られないので交換は不要です。







その他のパーツにも激しい摩耗や破損は見られませんでしたの。消耗品であるピストンヘッドのOリングは交換し、そのまま組み立てに入ります。
ギヤと同様に筆を用いて丁寧にグリスを塗っていきます。






シリンダー内のグリスも塗り直し、気密がきちんと取れているかを確認します。確認が出来たら後は組み直してあげるだけですね。





チャンバー周りのパーツにも特に異常はありません。HOPパッキンを新品に交換して再グリスアップで完了です。





全て組み直し、最終確認です。流速チューンですので適正HOPを出してから弾速チェックをしたところ82m/s前後でまとまりました。集弾性も素晴らしく、爆音とともに発射された弾はターゲットに吸い込まれるように着弾していました。
今回は普段と違い、既に弊社の手が入っている電動ガンの修理、再調整の様子をお届け致しました。ただ修理するだけではなく、またお客様に安心してお使いいただけるよう、全ての部分を見なおしているのがお分かりいただけたかと思います。
海外製電動ガンは気になるけど不安でなかなか手が出せないそこのアナタ!その不安を是非、Gunsmithバトンで解消してみませんか。


以上、内容調整レポート 修理編でした。


















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