リポバッテリーのあれこれ

皆様こんにちは! Gunsmithバトンです。




「掛け値なしのハイスペック!」ということで好評をいただいております『BATON airsoft 電動ガン用リポバッテリーシリーズ』。その性能もさることながら、多種多様な電動ガンに合わせて様々なサイズ用意されており、グレードも白いラベルの従来品『H(ハイ)ラインシリーズ』とコストパフォーマンスに優れる『E(エコノミー)ラインシリーズ』を合わせ、ラインナップが豊富にあることも魅力の1つです。

しかし、豊富なラインナップであるが故に、リポバッテリー初心者の方はどれを選んでよいのかわからなくなってしまったり、EラインとHラインの違い等の疑問が多く浮かんでくるのではないでしょうか。というわけで、今回はリポバッテリーの特徴や性能差、それに伴うリポバッテリーの選び方を紹介していきたいと思います。


先ずはリポバッテリーの性能を知る上で欠かせないある値について説明します。『BATON airsoft 電動ガン用リポバッテリーシリーズ』にはラベルにスペックが記載されているのですが、そこに『~C』という表示があります。これは『Cレート』といい、バッテリーの放電性能を表しています。簡単にいいますと・・・

1Cはそのバッテリーの容量電流値(mAhで示されている値)と同じだけの電流量を放電できる能力を示し、この値が大きくなればなる程最大放電量が大きくなります。

因みにこの値を決める計算は単純に『mAh×Cレート』で求められます。以下、Hラインシリーズ2000mAh【30C】を例に上げますと・・・

2000×30=60000  となり、最大で60000mAh(60A)の電流を放電する性能があるということになります。

つまり「Cレートが高ければ高いほどバッテリーの放電性能は高くなる」、ということなのです。

Hラインはこのように本体の裏面にスペックが表記してあるシールがあります。Eラインは弊社ホームページの商品ページ欄に記載されておりますので参考にしていただければと思います。



しかし、これはあくまでも理論値であり、今求めた放電量をこの通りに発揮しているわけではありません。また、『BATON airsoft 電動ガン用リポバッテリーシリーズ』に表記されているCレートは常時発揮できる値であり、最大では表記以上の放電性能を発揮している場合もあります。


ではここでHラインとEラインのCレートの差を見てみましょう。

7.4v1200mAhセパレートタイプ・・・Hライン【30C】 Eライン【15C】

7.4v2000mAhミニタイプ・・・Hライン【30C】 Eライン【25C】

11.1v1200mAhセパレートタイプ・・・Hライン【30C】 Eライン【20C】

今挙げましたバッテリーはこの後テストに用いるバッテリーなのですが、ご覧の通りHラインに比べてEラインはCレートが低くなっております。つまり、EラインはHラインより最大放電量が低いということになります。

勿論、このCレートの差が性能差になるのですが、実際電動ガンを動かした際にどのような差が生まれるのかは後ほどテストの結果で示したいと思います。


さて、電流の話しがある程度済んだところで、次は電圧についてもお話ししたいと思います。

電圧は読んで字の如く電気を流す圧力です。この圧力が強くなればより強力に電気を押し流すことができます。この電気の流れこむ先が先が、電動ガンの場合はモーターになるということです。より強力に電流を流し込まれたモーターはそれに応じた回転数を発揮しますので、リポバッテリーの場合7.4vバッテリーと比べて11.1vバッテリーの方がサイクルがアップするというわけです。これは低負荷のノーマル電動ガンでも高負荷のカスタム電動ガンでも見られる結果です。

これだけ見ると、高電圧バッテリーを使うのがより良いように見えるのですが・・・実は、電圧には1つ落とし穴があるのです。高い電圧でモーターに流し込まれた電気は、銃のセッティング次第では過剰な回転を発生させてしまう恐れがあり最悪の場合銃が壊れるなんてこともあるのです!

リポバッテリーの場合は11.1vバッテリーが高電圧バッテリーに当たります。使用を考えられている方がおりましたら、くれぐれも銃のセッティングの見直しを忘れないよう注意して下さい。また、海外製電動ガンの説明書でたまに11.1vバッテリーを標準指定している場合があるのですが、海外は日本よりも初速規制が緩くノーマルの状態でもかなり強力なスプリングの使用を想定しています。なので、日本の基準に合わせると勿論11.1vではオーバースペックになってしまうわけです。こういった点にも注意が必要ですね。


少し話しを戻しまして、先程説明しました最大放電量、これが大きくなればより多くの電流を流すことができるのでこちらでもサイクルアップが期待できます。ただし、電圧とは違いこちらで見込めるサイクルアップは『使用する銃のセッティング』により大きく左右されます。

ハイサイクルや流速等のチューンはノーマルに比べてモーターに多くの負荷がかかります。その負荷の程度によってモーターはより多くの電気をバッテリーに要求するわけです。そしてバッテリーの最大放電量とはそのモーターが要求してきた電力にどれだけ答えられるか、その能力を表す値になります。

つまり、高負荷のセッティングになればなる程Cレートの違いが顕著に出てくるといわけです。更に、高電圧の時とは違い、あくまでモーターが要求してきた電流量を流しますので過剰なサイクルアップによる破損等の心配が殆ど無いというところもポイントです。


と、長々と説明が続いてしまい申し訳ありませんでした・・・ここでテストの結果から各バッテリーの性能差を見ていきましょう。

テストは『BATON airsoft M4CQB-R』のノーマルチューン、真☆流速チューン(ノーマルサイクル)、爆音☆流速チューン(ハイサイクル)、爆音☆流速チューン(前述のものよりも更にハイサイクル)とセッティングの異る4機種に以下の各バッテリーを繋ぎサイクルを測りました。

左から8.4vニッケル水素バッテリー、9.4vニッケル水素バッテリー、7.4v1200mAhセパレートEライン・Hライン、7.4v2000mAhミニタイプEライン・Hライン、11.1v1200mAhセパレートEライン・Hラインです。





サイクルはX3200を使用し3回計測した平均値を記載しています。負荷は表の左から右にいくいつれて高くなっていきます。





※今回はテストのためノーマルチューンのものに11.1vのバッテリーを繋いでおりますが、皆様は絶対にノーマルのものに使用しないで下さい!

ご覧の通り、mAh数が同じバッテリー同士ならCレートが大きい(ベースの常時出力が高い)Hラインの方がサイクルが速く、負荷が大きくなりモーターからの要求電力が多くなるにつれてHラインとEラインの差は大きくなります。この差がCレートの差となっているわけです。また、サイクルの差からはわかりづらいのですがセミオートのキレもHラインの方が良いです。これは、セミオートやフルオートの初弾を発射する際、つまり1発目を発射するのに必要な電力がフルオートで稼動させ続けている電力に比べて大きいことによります。要求電力が大きいセミオートをどれだけキレ良く動かせるのかというのもCレートの差と言えるのでしょう。

因みに、テストには比較対象としてニッケル水素バッテリーの8.4vと9.6vのデータを載せてあります。電圧が高いので、サイクルだけで言うとリポにも引けを取らない数値ですが、セミオートで動作をチェックする際には明らかにキレでリポバッテリーに劣っていました。ニッケル水素バッテリーはリポバッテリーと比べCレートが低いためセミオートで要求される電力に放電性能がついていけないのです。


ここまでリポバッテリーについて色々解説してきましたが、どうでしたでしょうか。リポバッテリー選びで悩んでいる方、そもそもリポバッテリーを使おうか悩んでいる方々の参考になれば幸いです。そして『BATON airsoft 電動ガン用リポバッテリーシリーズ』の品質の高さを是非ご自分の銃で体感してみてください!








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更新日時:2015年07月22日14:00 │リポ話


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