SBD取り付けもこれで大丈夫!~ハンダ付け講座~

皆様こんにちは! Gunsmithバトンです。

弊社で販売している電動ガンに全丁装着されている『SBD(ショットキー・バリア・ダイオード)』。スイッチ保護の効果は抜群で、パーツとして販売を開始してからも売れ行きは超好調! ありがとうございます^^

しかし、お客様からは 「SBDを付けてみたいけど 『ハンダ付け』 がなぁ…」 というため息混じりのつぶやきが聞こえてくることもしばしば・・・確かに、『ハンダ付け』が苦手だったり、人によっては「やったことがない」なんて方もいらっしゃいますよね。でもそれで諦めてしまうのは非常にもったいない! ポイントさえ抑えれば誰でも簡単に装着出来るんです!



と、いうわけで今回はSBDを装着する為の『ハンダ付けテクニック』をご紹介致します。


~用意するもの~

1) ハンダごて(20~30wのものが一般的)
2) ハンダ
3) ニッパー
4) カッターorストリッパー(後者があると便利)
5) バイス等、素材を固定出来るもの(※今回は使用していないですが、慣れていない方はあったほうがいいです)


~作業開始!~

では始めていきましょう。まずは準備です。



最初にこて台にあるスポンジに水を含ませ湿らせておきましょう。目安としては、軽く絞って持ち上げても水が滴らないくらいでしょうか。

ハンダごてはものによって差はありますが、約3~5分程温めればOK。

で、ここで1つチェック!ハンダごての先の色は銀色ですか?


ここが黒く汚れていると上手く熱が伝わらず、ハンダがキレイに溶けてくれません。汚れているようならスポンジで汚れを落としておきましょう。作業中にもこて先は汚れてきますので、その都度掃除してキレイな状態を保つようにして下さい。

さて、十分にこてが温まっていればハンダを当てるとスッと溶けてくれるはずです。これで準備はOKです。

次は素材の下ごしらえ。まず、SBDの線を適度な長さにカットします。今回はICSのSIG551に取り付けますので、コチラに合わせてカットしていきます。


カットする前におおまかな位置関係を把握し、どこにSBDを『逃がす』かを考えましょう。




今回のSIGはグリップ内に直接モーターを収めるタイプのものですが、幸いにスペースは必要十分以上に空いてますね。SBD本体はこのスペースに逃してあげます。




SBDをどこに逃すかを決めたら次は配線の逃がしを考えます。この配置だと黒の導線はすぐに決まりますね。




問題は赤の導線。グリップ内にモーターを収める機種は、グリップの底蓋でモーターを固定します。その為、この様な突起が出ているものがほとんどです。





ここに導線が挟まってしまわないように気をつけながら逃げ場を考えましょう。今回はこんな感じで外を回してあげれば良さそうです。

また、モーターに電力を伝えるメインの配線と干渉しない様、ある程度余裕のある長さに調節してあげることもあげることも大切です。





カットできたら被覆を剥きましょう。


これはストリッパーという被覆剥きの道具なのですが・・・まあお持ちの方は少ないと思います(汗)
別に専用の道具がなくても難しいことはありません。このようにカッターの刃を当てて一周切込みを入れます。



後は軽く摘んで引っ張ってあげればキレイに被覆を剥くことが出来ます。出てきた銅線はボサボサにならないように捻ってまとめておきましょう。



ここからがハンダ付けの大切なポイント、予備ハンダを付けていきましょう。予備ハンダとは、接合する素材同士に前もって少量のハンダを付けておくことです。上手くハンダ付けが出来ない方はこれを忘れてしまっていることが多いみたいです。



ではまずSBDの導線に予備ハンダを施します。導線部分にこて先を当てて一呼吸。





そしてハンダがこて先と導線部分に同時に触れる様な部分に当ててあげれば、溶けたハンダがスッと導線に吸い込まれるはずです。

これでOK。上手くいっていれば導線がハンダと同じ銀色になっているはずです。うまくハンダが溶けない場合はこて先が温まってなかったり、汚れていたりしていると思いますので確認しましょう。




さて、導線の予備ハンダが出来ましたら次はモーターです。モーターに接合させる部分には色々と注意が必要です。

まずは接合部分付近にある銅線の束。コイツがなかなか厄介でここにハンダが染みこんでしまうとモーターが使えなくなってしまうのです。

このトラブルを防ぐために前もって銅線の束をモーターの中心方向に寄せて避けときます。




次は接合部分のメッキを剥がします。先ほどの写真を見てお分かりになった方もいらっしゃると思いますが、説明の都合上写真が前後してしまっています(汗)




この写真の色が不自然に変化している部分がメッキを剥がしてあげる部分というわけです。
やり方はいたって簡単、ヤスリで擦ってあげるだけです。

先端部分が少し露出すればいいので、くれぐれも削り落とし過ぎないように注意して下さい。




プラス側、マイナス側共に準備が出来ましたら、予備ハンダをしていきましょう。手順としては先程の導線に施した時と変わりませんが、今回は1つ重要なポイントがあります。そのポイントは『こて先の当て方で、溶けたハンダがブラシ側に流れていかないようにこて先をしっかり寝かせて当てて下さい。要するに、こて先を防波堤にするわけです。




ハンダの量はこんな感じですね。これで全ての準備が整いました。いよいよ本番の接合に入ります。




と、ここで1つポイントが。こて先に少しハンダを付けておきます。こうすることによって、こて先のハンダと接合する相手とが密着し、こてからの熱が伝わりやすくなるということです。



そして、ハンダ付け最大のコツはスピードです!

今回使用しているハンダも含め、皆様が使うことになる一般的なハンダには『フラックス(または、材料から取って『ヤニ』)』と呼ばれる薬品が含まれています。これはハンダがしっかり付くための補助をしてくれるもので、ハンダが溶ける際に煙が出るのはこのフラックスが働いている証拠なのです。

ただ、ハンダに含まれるフラックスが効果を発揮する時間はほんの僅かなので、先ほどのポイントであるこて先のハンダが準備が出来たらすかさず作業を開始し、約5秒以内に完遂させましょう。

「いやいや早すぎでしょ!ムリムリ!」と思われますが、キチンと準備を整えてあげれば5秒でも十分過ぎる位ですので心配は無用です。

逆にこれ以上時間がかかるようでしたら一度諦めて仕切り直しましょう。上手くいかない原因はこて先に付けたハンダが効力を無くし、単なる汚れになってしまっている場合がほとんどだと思われます。その場合は一度こて先をキレイにして、再度温まるまで待ちましょう。






そして装着の大切な注意点と言えばプラス、マイナスを絶対に間違えないようにすることです(プラスマイナスを逆に装着するとモーターは動きませんし、SBDが壊れます)。接合用のハンダを差し入れる箇所は、接合したい部分を合わせてその隙間に差し入れてあげるイメージで。あっという間に接合完了です。

後はメインの配線を繋いで、底蓋が配線を噛まないよう気を付けて閉めて完成!



注意すべき点はいくつかありましたが、コツさえ掴んでしまえばそれほど難しくないことがおわかりいただけたでしょうか。また、今回ご紹介したテクニックはSBDに限らず、電動ガンの電装系を弄る場合の全ての基本となります。これを機に、電装系トラブルで修理を諦めてしまっていた銃のリペアに挑戦!なんてことも出来るかもしれませんね。



さあ、アナタもSBDにレッツ・トライ!

























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