大転倒で意識不明…

小一時間ほど、仏教遺跡『エルデニ・ゾー』を観光した後、出発。ここで、このツーリング中、初めて、ガソリンスタンドに寄って給油しました。



ここまで通ってきた小さい集落にもガソリンスタンドらしきところはあったんですが、バイクは常にトラックに積んだドラム缶のガソリンから給油でした(クルマはバイクと離れているときに街道沿いのガソリンスタンドで給油していたんでしょうが)。

モンゴルのガソリンは決して安くありません。リッター130円程度で、モンゴルの物価というか以前に書いたボヤちゃんの月収3万円程度でしたら、かなりの高額になると思います。ただ、遊牧民の人達は、どういう収入減なのかよく分かりませんが、赤貧生活というわけではなく、意外とお金持ちらしいです。荒野のど真ん中のゲルの横に、真新しいランクルやレクサスがひょっこり止まっていることもありますし、ゲルには衛星放送のテレビがあったりします。

まあ、日本人は一生懸命働いて35年ローンで家を買いますが、モンゴルの遊牧民は家を買う必要がないし(ゲルだし)、クルマを買うのが家を買うような感覚なのかな? 鉄道も高速バスもなにもない(都市間の定期バスはあるのかな? それこそWAZを使って)、公共交通機関に頼れないモンゴルではクルマは長距離移動の唯一の手段として、その重要性は日本の比ではないでしょうから。

※ちなみに、モンゴルよりもさらにGDPが低いラオスでもガソリンは100円以上したし、ガソリンが安いイメージのアメリカでも、いまやリッターにすると100円程度だし、確かに日本はガソリンへの税金が高いですけど、それでも物価や所得を鑑みると、「日本のガソリン価格も、まあ、こんなもんかな」ぐらいだと思います。





観光をしているときはもう12時をまわっていたので、「街の食堂にでも入って、ここで昼食かな?」と思いましたが、街から30kmほど走って作って食べるとのこと。その場所は舗装路から少し入ったところだったのですが、遠くからでも、「あ、あそこで食べるんだろ、きっと」って分かりました。小高い丘の上に、モニュメントが立っていて、人工物のない荒野ではかなり目立っていました。では、そのなにもなさっぷりをパノラマ写真でどぞ (^_-)-☆




ここは記念撮影ポイントというか、これまでなにもない荒野の連続でしたから、なにかあると写真を撮りたくなるものです。





このモニュメントは、モンゴルの国旗にも使われている『ソヨンボ』という意匠を立体化したものです。「ソヨンボ文字はかつてモンゴルで使われていた文字で、ソヨンボの意味には色々な説がある。それぞれの図形は上から、火・地球・水・太陽・月・陰陽をあらわしている。」(Wikipediaより)とのことです。





本日の昼食も美味しくいただきました! …が、実はこのプレートランチの前に前菜というかサンドイッチが出てきていて、それも結構な大きさだったんですよね。今回のツアーは(嬉しい話なのですが)、いつも食事の量が多いんです(帰国したら3kg太ってました (^^ゞ)

どうやら、モンゴルのマナーとして、出されたものは食べないと失礼にあたると聞いたので、みんながんばって食べていたんです。この辺、中華とは逆ですよね、中華文化圏では食べきると「足りなかった」ということになるわけで、残すと十分な食事を出した素晴らしい接待だったということで、残しても全然OKなんですから。

でも、さすがにこの量だと自分やGOさんでもいっぱいいっぱい、小食の小栗さんや松下さんはいつも食べきれません。余裕があるときは自分や他の人が余った分を食べていたんですけど、さすがに毎回は無理で残してしまいます… 「もったいないから、食事の量を減らしてね」って何度も言ったんですけど、結局、最後まで食事はたっぷり出てきました (;´∀`)





昼食後、今日の目的地までは、あと60kmぐらいとのことで、それほどの距離はなかったんですが、天気も良くなかったので、早めに行こうということになりました。このあとはダートオンリーです。

小さな集落を抜け、しばらく電線の鉄塔に沿って走りました。電線があるということは、町と町を繋ぐということなので、その電線の先には割と大き目な町があり、鉄塔の下はメインルートとなり、大き目のピストが縦横無尽に走っていることが多いです。鉄塔が目標になりますから、どこを走ってもいいわけで、走りやすいところを探してピストの数が増えます。



と、ここで松下さんがスローダウン




フロントタイヤのパンクでした。松下さんはガイドの後ろ、2番目を走っているので、後続のキタムラさん、ニシオさん、自分が止まりました。しかし、自分の後ろのノビさん、GOさん、小栗さんが来ません。

3人は前走車が巻き上げる砂埃を嫌って、結構、距離を離していることが多いのですが、それにしても3人が走っておこす砂埃も見えず、心配になってきました。しかし、そこでよく見たら、200~300mほど離れたところで手を振っていました。目を凝らして確認すると、3人とも手を振っています。「みんな立っているから、向こうも同じタイミングでパンクかな?」ということで安心したんですが、実はそんなことではありませんでした…



3人がいっこうに動かないので、ガイドさんが見に行ったのですが、こちらの4人には状況が分からず、ニシオさんに3人を見てきてもらうことにしました。すると、「モンゴルの人が事故っていた!」とのことで、3人は心配して待機していたんです。




モンゴルの人は左奥に写っているバイクで走って来て転倒。ライダーは倒れてまったく動かなくなったそうです。小栗さん達3人が、前述のように前走車の砂埃を避けるためにゆっくり走っていたら、うしろからこのモンゴルの人がバイクでやってきて、ピストから外れたわきから抜いてきました。しかし、抜いてピストに降りてきたとき、ワダチにフロントタイヤがひっかかり、思いっきり前転、そのまま倒れて動かなくなりました。

彼はノーヘルであり、かなり頭を強く打ったらしく、呼吸はありますが意識がありません。そのうちいびきをかきはじめたので、「これはまずい…」ということで、追い付いたサポートカーに近くの村まで医者を探しに行ってもらいました。

幸いにして、5分ほどしたら彼は意識を取り戻し、自力でバイクに乗って集落に帰っていきました。これこそ脳にダメージを受けている可能性があるから、「クルマに乗っていきなよ」と言ったそうですが、それでも彼は逃げるようにバイクで走っていきました。



実は、彼は抜くときに小栗さんを振り返り、満面の笑みで笑って、「どーだ! 俺のほうが速いぜ」って感じだったそうです。そして、お酒も呑んでいたようだったとか… 意識を取り戻した後、メーター周りが大破した自分のバイクを見て、がっかりした顔をしながら、走り去っていきました。





ポツポツと雨が降り出しました。この旅、最大のピンチはこのあとやってきます。




続く






















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