再生産の有無
こんなご質問をいただきました (`・ω・´)ゞ
>海外製品で「〇〇ブランドでは、初回限定品となります。数量・価格ともに売り切りを見越した設定との事です。」という表記方法ではどういう判断基準があるのでしょうか
はい、初回限定品とかメーカーがそれを公表するときもあるし、輸入代理店やショップが「これ、もう入らないだろうな…」って判断して書くこともあるかと思います。
再生産があるか否かは、メーカーが再生産資金を用意できるか否かってところにかかっていると思います。
商品は新発売時に一番売れるわけで、その後、売れ行きは鈍ります。そして、再生産となると、ある程度の数を生産しなければなりません。
例えばファーストロットで、500丁造ってすぐに売り切れたとします。まだ、世間では欲しい人がいます。でも、次作るのにロットが300丁必要だったら… その300丁を生産するため、そして売り切るまで在庫できる資金力がメーカーにあるか否かってところです。
ほら、「新発売時が一番売れる」って書いたでしょ。小規模メーカーは、「再生産して在庫するぐらいなら、次の機種を開発して売り切った方がいい」って考えると思います。
例えば、ZETAちゃんはいまモシンのガスバージョンを生産してますけど、スプリングバージョンの再生産はしません。「スプリングのボルト部分を再生産するなら、新製品のガスボルトバージョンを売る」って考えているかと思いますよ。
~ 余談ですが、ZETAちゃんがガスボルトに拘るのは、初速を上げるためだと思います。スプリングで初速を上げようとするとコッキングは際限なく固くなりますが、ガスならCO2やレッドガスを使えばいいので簡単な話。日本の初速ならスプリングで十分なのですが、海外でフルパワー電動ガンと同等の飛距離が出るように130m/secとか140m/secとかの初速を出すためには、スプリングではコッキングが重くて大変だからです。
そして、このモシンガスボルト、去年、サンプルをもらって当店で日本の初速に調整しようとしました(日本のフロン代替ガスを使ったとき、どれだけ温めても規制値を超えないように)。まあ、やろうと思えば調整出来るんですけど、ガス経路からハンマーの重さ&スプリングまでかなりの加工が必要であり、単純にハンマースプリングの変更だけでは対処できません。「ZETAちゃん(Panda)から直接輸入して涙を飲んだorz」というメールをお客様からいただいたこともあります…(ZETAちゃんはハンマースプリングのカットしかしてくれません)。その日本仕様の初速調整加工に関わる人件費を原価に反映させたら、とんでもない販売価格になるので、当店は販売を諦めました ~
自分で、BATON airsoft流速パーツ群を開発・生産したり、SVU-ASの生産に着手しようとあれこれやっていると、やっぱりロット数がどうしても必要(鋳造なら型代が固定費ですし、切削でもある程度まとまった数を造らないと相手にしてもらえません)、少数生産では常識的な販売価格で売ってペイするほどの原価まで下げられないんです。
だから、基本的にはどのメーカーも(東京マルイも含め)、「まとめて再生産するけど(パーツを造るけど)、その在庫がなくなったら、次の再生産を待ってね」ってスタンスです。
>海外製品で「〇〇ブランドでは、初回限定品となります。数量・価格ともに売り切りを見越した設定との事です。」という表記方法ではどういう判断基準があるのでしょうか
はい、初回限定品とかメーカーがそれを公表するときもあるし、輸入代理店やショップが「これ、もう入らないだろうな…」って判断して書くこともあるかと思います。
再生産があるか否かは、メーカーが再生産資金を用意できるか否かってところにかかっていると思います。
商品は新発売時に一番売れるわけで、その後、売れ行きは鈍ります。そして、再生産となると、ある程度の数を生産しなければなりません。
例えばファーストロットで、500丁造ってすぐに売り切れたとします。まだ、世間では欲しい人がいます。でも、次作るのにロットが300丁必要だったら… その300丁を生産するため、そして売り切るまで在庫できる資金力がメーカーにあるか否かってところです。
ほら、「新発売時が一番売れる」って書いたでしょ。小規模メーカーは、「再生産して在庫するぐらいなら、次の機種を開発して売り切った方がいい」って考えると思います。
例えば、ZETAちゃんはいまモシンのガスバージョンを生産してますけど、スプリングバージョンの再生産はしません。「スプリングのボルト部分を再生産するなら、新製品のガスボルトバージョンを売る」って考えているかと思いますよ。
~ 余談ですが、ZETAちゃんがガスボルトに拘るのは、初速を上げるためだと思います。スプリングで初速を上げようとするとコッキングは際限なく固くなりますが、ガスならCO2やレッドガスを使えばいいので簡単な話。日本の初速ならスプリングで十分なのですが、海外でフルパワー電動ガンと同等の飛距離が出るように130m/secとか140m/secとかの初速を出すためには、スプリングではコッキングが重くて大変だからです。
そして、このモシンガスボルト、去年、サンプルをもらって当店で日本の初速に調整しようとしました(日本のフロン代替ガスを使ったとき、どれだけ温めても規制値を超えないように)。まあ、やろうと思えば調整出来るんですけど、ガス経路からハンマーの重さ&スプリングまでかなりの加工が必要であり、単純にハンマースプリングの変更だけでは対処できません。「ZETAちゃん(Panda)から直接輸入して涙を飲んだorz」というメールをお客様からいただいたこともあります…(ZETAちゃんはハンマースプリングのカットしかしてくれません)。その日本仕様の初速調整加工に関わる人件費を原価に反映させたら、とんでもない販売価格になるので、当店は販売を諦めました ~
自分で、BATON airsoft流速パーツ群を開発・生産したり、SVU-ASの生産に着手しようとあれこれやっていると、やっぱりロット数がどうしても必要(鋳造なら型代が固定費ですし、切削でもある程度まとまった数を造らないと相手にしてもらえません)、少数生産では常識的な販売価格で売ってペイするほどの原価まで下げられないんです。
だから、基本的にはどのメーカーも(東京マルイも含め)、「まとめて再生産するけど(パーツを造るけど)、その在庫がなくなったら、次の再生産を待ってね」ってスタンスです。
それを考えると、頼めば全部生産してくれるICSさんってどれだけ凄いか分かるでしょ
この記事へのコメント
あ… う… (^_^;)
もちろんことあるごとにZETAちゃんに聞いていて、先週、帰国の挨拶と同時に「で、俺は帰ってきたけど、8月中って言ってたAS VALはどーよ?」って聞きました。
そしたら、「は、8月中にマガジンは入荷するアルヨ ( ´Д`)y━・~~ 」ってのたまわりやがりました orz
そりゃ、うちはAS VALの予備マガを200本発注してますけど、マガジンだけあっても…
ってな感じで、まだまだ道のりは遠そうです σ(^_^;)
・・・やはりお財布事情ですか・・・そうなると欲しい機種は手に入るけど(ZB26とか)、マガジンが無い、という製品群があるのですね。
その辺も考えて買わないと部屋のインテリア化は避けられそうもありませんねw
BARは残念ですorz
VALの本体はもう完成してるって意味に聞こえますガ・・・バトンさんがんばw
またまた質問させていただきます
クラシックアーミー製のG3シリーズには他社製のマガジンを使えるのでしょうか?
zetaのモシンスナイパーは買おう買おうと思って結局逃してしまった一品なので残念です・・・。
中華ってあんまり定番のラインとか持たないんですね。
電動ガンが初めてのくせに海外製、どう考えても国産にすべきですがかなり気になってます
ICSのものは耐久性はどうですかね?
修理パーツの確保も難しいそうですし
いや、ZETAちゃんは言葉以上の意味はなく、ただ「マガジンだけならあるアルヨ」ってだけですw ちょっとは仕事してることの言い訳したいだけかと(^_^;)
はい、CAのG3はマルイマガジンがそのままです ノシ
>KGKNさん
CAとかARESのような大きいところなら、いつも在庫していなくても、そのうち順番で再生産ってのはあるんですけど、あんまし人気がないとやっぱり生産しないし、刻印問題とか大人の事情で再生産出来ないものもあるしいろいろです(^^ゞ
>ばななんさん
ICSのエアガンは工業製品としてクォリティ高いですよ。うちにもICSが修理で帰ってくることはほとんどないです。
各部外装パーツをお取り寄せはできませんが、内部の発射機構は一般的な電動ガンなので、基本的にすべて流用パーツで直せますし、直します(`・ω・´)ゞ
それとNEWメーカーのRed fireってメーカーはZETA-LABとは違うメーカーですか?
うちにはガスのモシン・ナガンはないので、その互換性は不明ですが、まるごと変えればいけるのではないかとは予想します。
要はモシン・ナガンはすべてZETA-LABのOEM品なので、メーカー名は違っても中身はいっしょのはずです(^_^;)