中華エアガン分解講座 Kart EBR
KartのEBRは、いままでイジった中華の中でもっともパーツ点数が多い。順番に、そして整理しながら分解・組み立てをしていかないと「あれ、このパーツどこの?」とか「ネジが余ったorz」という事態に陥ること必須なのでご注意を
Kart EBR Mod.1(3万1800円)
1.グリップ後方、ストックセクショションカバーのプラスネジを外す
2.ストックアジャスターレバーのスプリングを外す。ちなみにこのストックアジャスターレバーはすごく折れやすいので、レバーを押す時に無理に力をかけないように要注意
3.グリップ奥の六角ボルトを外す
4.ストックブロック付け根の六角ボルトを外す。ここは4mmと大きな六角で、つい過大なトルクをかけてしまいがちなのだが、メス側がアルミなので、すぐに舐めてしまう(入荷時に半分舐めていることも多いorz)。組み付け時は、ネジロック剤を塗布して、ほどほどに締めておく
5.上部のプラスネジを外すとストックブロックが外れる
6.M14はトリガーガードが、機関部とストックのロックになっている。トリガーガードを後ろに引いてから持ち上げると外れる
7.フォアグリップを外す。EBRはこのフォアグリップ内にバッテリーを収納するので、よく外すボルトなのだが、この6角は穴が浅くてナメやすいので、組み立ての時、無理に締め付けないこと
8.アッパーRASのボルト6本を外す。この6本は、なかなかセンターが出ないので、組み付けの時は仮組みして、すべてのボルトが入ったことを確認してから本締めすること
9.ストックとバレルブロックを固定している左右の6角ボルトを外す。このボルトの基部(雌ねじ)が入荷時から崩壊していることが多い。片側だけでも固定されるので、大丈夫といえば大丈夫w
10.ここまできてようやくテイクダウン。M4ならフレームピン1本で済むテイクダウンだが、EBRはここまで大変… EBRは、まず間違いなく、史上もっともボルト数の多い銃であるw
11.ガスチューブをバレルに固定しているガイドの、上部の固定ボルトを緩める。位置を前にずらして仮止めしておくと作業しやすい
12.ガスチューブのスプリングのガイドを前に押してから横にずらし外す
13.ボルトガイドの固定ネジ(精密プラス)を前後2本外す
14.ここは前のネジが長くて、後ろのネジが短いので間違えないように注意
15.アッパフレームとロアフレームを固定している精密プラスネジを緩め、「◯」の切りかき位置までボルトを後退させれば外れる。なぜ「精密プラスネジを緩める」だけにしておくかというと…
16.EBRはあまりにパーツ点数が多いので、間違わないように、効率的に作業出来るように、自分はセクションごとに分けておく。15のネジは機関部のネジなので、あとで機関部を分解するときに外して、まとめて同じパッドに入れておく
17.バレル基部のプラスネジ6本を外す
18.バレルを下げるようにして、チャンバーがフレームにひっかからないようにしながら引き抜く
19.ここから機関部の分解。アッパーフレームとロアフレームを接続している精密プラスネジを外す
20.ボルトキャッチのピンを押し出す。スプリングが飛び出してくるので注意
21.ボルトキャッチの裏のプラスネジを外す
22.これでアッパフレームとロアフレームが分解出来る。チャンバーの隠し蓋が落ちてくるので注意
23.ロアフレームとメカボを固定しているピンを叩きだす。このピンのローレット加工(抜け防止のぎざぎざ)はセンターなので、左右どちらから叩いても構わない
24.ロアフレーム底部のプラスネジを外す。なにやら「TOKYO MARU…」とか「MADE IN JAP…」とかの文字が見えるが、Kartの「洒落」なので、見なかったことにして下さいwww
~メカボ分解の注意~
M14、ver.7メカボは、パーツが外に出ているので難しそうだが、パーツ点数的にはほかのメカボと大差ない。この写真をよーく見て、最初にどのパーツがどこにあるのか覚えておこう
Kart ver.7だけでなく、中華メカボはver.2でもver.3でも、セーフティーで電気カットの機構がオミットされているので、その分、接点、配線が少なく簡単ではある